news every.(2025.6.12 スピンオフ動画)感想

news every.(2025.6.12 スピンオフ動画)感想

土曜日の朝6:30にいきなりアップされた、6月12日放送のエブリィのスピンオフ動画。先日の放送では収録されなかった、大船渡市立東朋中学校の生徒さんからの質問に答えています。

・試合でプレッシャーや緊張に打ち勝つ心構えは?

・落ち込んだときはどうしますか?

・挑戦への向き合い方のコツは?

1問目に対する「みんな緊張してるよ」というのは、実際、羽生さんもいろんな取材で言ってますよね。でも、オリンピックの金メダルがかかった最高峰の舞台を三度経験し、しかも二回勝っている彼が言うのだから説得力がある。これこそが、「記録(順位)に拘ったことの価値」なんですよ。こうした被災地での活動に意味を与えてくれるし、子どもたちを勇気づける言葉になる。あなたが記録に拘ったことはこういう形でも実を結んでいるんですよ!と言いたいですよね。緊張やプレッシャーを感じるのは、それだけ真摯に取り組んできたことの証だし、良い結果を出したい!という気持ちの表れでもある。イイカゲンで結果なんてどーでもいいと思ってることに、人は緊張しませんから。

2つ目に対する、「辛いこと・落ち込むことがあっても、その後に、楽しいこと・嬉しいこともある」という考え方は、まさに羽生結弦さんがこれまでスケートを頑張ってきた原動力ですよね。彼の場合、費やした時間で言えば、「辛いこと・落ち込むこと」を感じることの方がはるかに長かったことでしょう。平昌五輪の直前にあの大怪我をして、孤独にリハビリに打ち込んだ時期。コロナ禍で仙台で一人で練習をしていた日々。Ice Storyの準備も苦労の方が大きいはず。でも、だからこそ、誰も成し遂げていないような偉業を達成し、道無きところに道を創れるわけです。

3つ目に対しては、「挑戦することの意味」を語っていた感じです。「誰かに勝つことだけが挑戦じゃない」。あくまでも大切なのは「自分の成長」なんですよね。そして、もし「その挑戦が成功だったかどうか」を、他人に勝つことだけで評価してしまうと、もしそれが達成できなかった場合、それまでの努力を全否定してしまいたい衝動に駆られてしまう。実は、「それはよくない」と言っているのが、藤井聡太さんです。だから、彼は「自分自身の棋力向上」を目標にしていると発言していますね。安定したパフォーマンスとそれを支えるストイックな生活を継続できるのも、「自分の成長」を軸に置いているからなんです。これは羽生さんも同じですね。

わずか3分ですが、とても中身の濃い応答でした。現地の生徒さんだけでなく、この動画を見た多くの人たちの背中を押してくれるような内容に仕上がっていると思います。

では、また明日!

Jun


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