17年「japanぐる~ヴ」感想

17年「japanぐる~ヴ」感想

今年の直前情報はこれからでしょうから、いまからたくさん「FaOIの復習」をしておこうかなと。2017年のこの番組は2回に分けての大ボリュームだったようです。

Vol.1の方は真壁さんと鈴木明子さんが登場していて、「ご結婚おめでとうございます」という所から始まるので、時の流れの速さを感じます・・・。

それはそれとして、まず、「オープニングの曲も、前日リハーサルまで知らせていない」というのは新たな発見でした。そして、改めて「なるほど」と思ったのは、コラボプロにしろ、個人のプロにしろ、照明スタッフも前日のリハまで詳細を知らされていないので、リハを一回見ただけで、当日あれだけ素晴らしい照明技術を駆使しているというのは、凄いなと。

真壁さんは「年々ハードルを上げている」「もしかしたらアーティストも海外から招聘することも必要かなと思っている」と、この17年の時点ではコメントしていますね。いろいろ大変だと思いますが、実現したら面白そうです。

アーティストに関しては、昨年から徐々に「若返り」傾向にあるような気がします。17年の中西さん、大黒さん、杏里さんは、「さすがにちょっと・・・」という感はあって、でも、18年は50代のアーティストは岸谷さんのみ。今年もベテランはToshIさんのみで、May J.さんもBENIさんも若いですからね。羽生君効果で若いファンもチケットを頑張って買って会場に足を運んでいるはずですから、この方向性は堅持してほしいです。

で、清塚さん登場回の5月7日放送分。いやぁ、清塚さんとプルさんが「同い年だった」というのは今さらながらの驚きです。羽生君は当然年齢のことは知っているはずで、「二人の相性の良さ」はそんな所からも来ているのかもしれません。

コンクールをやっていると、すごい共通点を見出だせるんですよ、フィギュアスケートって。山場が何回かあって、一回しか本番がなくて、もう100年練習したって、その一回でコケちゃったら、やってないも同然なんです。すごい気持ちも分かるし、フィギュアスケートの選手とか周りの関係者の方と仲良くなれるんじゃないかなって思いもあるんですよね。

僕もピアノをプロでやっていて、いろんなシチュエーションで弾くんですよ。何千人というコンサートもあれば、友人の結婚式で弾いてくれとか。「飲んだ勢いで、チャッチャって1~2曲弾いてよ?」とか言うんですよ。絶対できないですよ、プロは、そういうの。手を抜くっていう技術が無いから!

だから僕が一番困ったのが、映画とかドラマとかで、「ピアニストの吹き替え」って言って、俳優さんが弾くところを僕が代わりに弾いてあげるシーンがあって、下手なピアニストの役も時々あるんですよ。難しいんだ、これが!だから僕、1日10時間ぐらい、下手に弾く練習をしている。

「私はプロのピアニストだから、下手に弾くことなんて出来ません」と、オファーを断るんじゃなくて、「下手な役を演じるために練習する」というのが、まさに「プロの鑑」ですよね。そんな「練習」からも「学びがある」と思って打ち込んでいる。清塚さんって、バラエティにもけっこう出ますけど、クラシックの普及という面もあるんでしょうが、「そこから学べることがある」と思って仕事を引き受けているんだと思います。

そして何といっても、清塚さんって、羽生君に対するリスペクトと愛に溢れてるじゃないですか。「お仕事感」がまったくなくて、羽生君から刺激を受けて、さらに成長しようという本気度が伝わってくる。羽生君自身も、自分のスケートのために、萬斎さんから教えを受けたり、学術論文も参照する。様々なものに対してアンテナを張り巡らして、貪欲に吸収していく・・・。

二人は導かれるようにして、そして「春よ、来い」という傑作が生まれたのだなと感慨深いです。羽生君がプロに転向したら、清塚さんともっとコラボが見られるはず。その日が来ることを楽しみに待つとしましょう!

では、また明日!

Jun

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コメント

  1. みつばち より:

    こんにちは 更新ありがとうございます

    前回のロロ様については面白かったです。長野で「50歳までやる」と言ったからあと数年ですか?長野の会場では「We love philip forever」というバナーを持った人が数人いて、多分日本だけじゃないないかな。

    真壁さんのところにも自薦、他薦でレターが届く、という記事を見たことがあります。
    プル様やランビコーチは一年のうち、日本で過ごす時間、多いですよね。

    ほんと贅沢な時代になりました。これからすみわけみたいなこともあるだろうし、演目のあり方も変化していくのだろうと思います。

    羽生さんの存在が日本のフィギュアスケートをけん引してるのは間違いないですね。

    認めたくない人もいるかもしれません。フィギュアスケートにかかわる仕事をしている人には有形無形の影響があるはずなんですけどね・・・だから天邪鬼になるのかも、小さいなーーー

    • Jun より:

      みつばちさま

      当然この番組では良い話しかしてないですけど、FaOIの「バブリー路線」は、羽生君の存在によって成立している部分があります。羽生君が欠場したら、他のショーと同様に空席だらけになるでしょう。

      羽生君のプロ転向後、もしCiONTUが復活するとしたら、真壁さんは、CiONTUを支援しつつ、FaOIにも出てもらうという形で羽生君を繋ぎ止めるのでしょうが・・・。CiONTUの公演数がもっと増えてチケットを取りやすくなったら、個人的に、3時間のFaOIに行くかどうかは正直微妙ですね。

  2. ととちゃん より:

    清塚さん、話せる芸術家ですよね、いわゆる寡黙なタイプじゃなくて…。

    トークの内容にしても話しぶりにしても、聞かせる人だなぁと思います。

    真壁氏って いかにも業界人っていう風情を私は感じるんですが、動画では、彼のペースに巻き込まれてる感じが面白かったです。

    羽生選手とのコラボ、またいつか実現させて欲しいですね。希望を言うと、福間さん、清塚さんとのコラボを 今度はCIONTUで見てみたいです。

    • Jun より:

      ととちゃん さま

      私も、CiONTUがあるんだったら、そっちで絶対に見たいですよ。正直、FaOIは「いらない時間」が多すぎます。

      その「いらない時間」という不満がありながらも、私たちは苦労してチケットを入手している。ショーの内容はともかく、チケットを取るための苦労の部分は軽減してほしいですよね。業者対策という点で、まずは完全電子チケット化の導入が望まれます。

  3. ごろ寝 より:

    海外アーティスト、実現するでしょうか?
    感性の違いはあるでしょうが、17、18年は「歌謡ショー」風味が濃くて。3時間は長かった…

    また、真壁さんは、チケット販売の現状を把握しているのでしょうか?中国のアレは何でしょう。関係者が抜き出した不正なのか?
    国内は言わずもがな。羽生ファンにとっては博打状態の状況を続けるつもりなのでしょうか?

    疑問符ばかりです。フィギュア全体の「縛り」や忖度なのでしょうか。
    氷艶のチケット捌くためにゲスな醜態晒し、火消しに羽生下げ記事を出す。
    羽生ファンはカモにされ、怒りと悲しみの淵に落とされる。
    「生命維持費」にも限度があると思いますが。

    • Jun より:

      ごろ寝さま

      中国の「チケットの束」の件はダミーという噂もあるし、羽生君出演発表が遅れた背景には、国別との関係や業者対策等、いろいろあったと言われていますね。まぁ、これも想像ですが。

      今年私は、羽生君イン発表前に仙台のチケットを取りましたが、仙台旅行という目的もあって、ショーもザギ・リーザが見られれば十分かなという認識だったので、イン情報は当日までシークレットでも良かったとさえ思っています。まぁ、業者対策をするなら、とりあえずは完全電子チケット化じゃないですかね。

      USM兄弟もその取り巻きもスケ連幹部も、その言動・行動あるいは提灯記事すべてにおいて、どんな反応が返ってくるのか現状認識が出来てなくて、すべて裏目に出てるなぁと、私はニヤニヤしながら動向を眺めていましたよ。少なくとも私は怒りも悲しみもまったく感じません。この方々は「羽生結弦への嫉妬心」だけをエネルギーにして生きている。だからまともな判断能力を欠いているんですよね。

      USM兄弟も、少しは嫉妬されるぐらいスケーターとして努力しろよ!と思うのですが、向上心ゼロなのは相変わらず。羽生君も眼中にあるのはネイサンだけという感じですしね。