「フィギュアスケート・マガジン 2019-2020 Vol.1 オータムクラシック特集号」(2)

「フィギュアスケート・マガジン 2019-2020 Vol.1 オータムクラシック特集号」(2)

引き続きマガジンの感想です。今日は「オータムクラシック・完全収録」を読んでみました。

いつもこうだったはずなんですけど、今回特に山口さんは、「ペン記者囲み取材」と「テレビ記者囲み取材」の区切りをはっきりさせている印象です。そして、トロントメディアデーが無かったこともあって、同じ質問が繰り返される中、羽生さんの答えが微妙に変化している点が見逃せません。

最初にペン記者からの質問に対して、羽生さんは正確に受け答えをして、その後、テレビカメラが入った中で同じ質問をされると、当然その答えは簡略化されたものに変わる。これが、地上波の情報番組やスポーツニュースで流れるわけです。それを山口さんが承知しているから、あえてこういう編集にしているんでしょうね。

まず、そのトーンの違いを感じたのは、OtonalとOriginを持ち越した経緯についてです。

――このプログラムを継続させることは先シーズンからもう決めていらしたんですか?

うーん……確信ではなかったですけど、まあ、だいたいそうかなとは思ってました。ただ、うーんと……まあ、やっぱりケガを治す時間というものも必要でしたし、あとはやっぱり、あの、なんか心残りがずっと残っていたので、やっぱり完成させたいなと。あのロステレコム(2018年11月)の時の、ロシア杯の時のショートプログラムも、『オトナル』もいいなとは思ってるんですけど、あれでもやっぱり完璧じゃないと、すごい感じているので。やっぱりそれも含めて、もうちょっとこの、せっかく気持ちが入ったプログラムなので、完成させてお2人にいいものを見せてあげたいなって気持ちもあります、はい。

もちろんペン記者の囲み会見での応答です。個人的に「確信ではなかった」という部分は、もう少し掘り下げてほしかった気もしますが、もう持ち越しを決めてこれから試合に出る人に、記者も食い下がるわけにはいかないでしょう。そして、ロステレ・オトナルは、やっぱり羽生さんも「いいな」と思っていたようですね。当初私も、持ち越しはOriginだけかな?と思っていたぐらいなので。ただ、ツイズルサンドの3Aも見られたことですし、持ち越してよかったと思いますね。

・・・やっぱりサポートメンバーの方々はもちろんなんですけど、試合のスタッフの方とか、セキュリティの方とかも含めて、すごい、なんか…うーん…普通の選手じゃありえない待遇を、たぶんさしてもらっていると思うので、それに応えたいっていう気持ちが…うん、一番強いんですかね。

この記述にはビックリでしたね。「ファンのために頑張る」と言ってくれるだけでも嬉しいのに、羽生結弦という人は、「サポートメンバーや試合のスタッフやセキュリティの方の期待にも応えたい」って、そんなアスリート世界のどこにいますか?そりゃ、FaOIも毎回あれだけ全力投入なわけですよね。個人的に最も心を打たれたのは、この「感謝」の部分でした。家族だけでなく、コーチやチームメイトだけでなく、ファンだけでなく、いわゆる裏方さんへの心配り。凄いです。そして・・・、

ToshIさんはこの部分を読んで号泣してるはず!

と断言しておきましょう。

また、FaOIでのアーティストとのコラボを「刺激があって楽しかった」と振り返っていますね。オータムの囲みでFaOIのことを語ったのは初めてではないですか?もちろん、ToshIさんや末延さんをはじめアーティストやミュージシャンの皆さんを頭に思い浮かべながら語ってくれたのでしょう。

正直、FaOIというショーは羽生さんが出なければチケットはまったく売れないわけで、彼にとっての「義務」なんじゃないか?と思うこともありました。でも、本人が「楽しい」と思っているなら、我々も引き続きこのショーをサポートしたいですね。

では、また明日!

Jun

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コメント

  1. sennin より:

    今ごろコメントすみません。
    結弦くんの周りの関係者?私達も含めての感謝は勿論そうなんですけど
    いつもみていて感じるのはリンクに感謝してますよね、敬意をはらっているといいますか?私はそこには氷を作るための水にもありがとうしてると思うんです。勿論製氷の方だけでなくリンクが出来るまでに携わったスタッフさんたちもリンクに入るときと出るときの礼と氷を必ず触るのをみていると単純なものではなく、全ての物や人に感謝している場面と思ってみています。
    私なんか50歳過ぎて人やら自然やら物に感謝の気持ちを持つようになりましたが、結弦くんは早くからその気持ちがもてるのですから本当に頭が下がります。
    アイスショーのことですが私どっかでみたなあと色々調べていたのですが
    見つからず(笑)多分記者さんのインタビュー全文のTwitterかなんかで読んだのだと思います。紙面ではないです。仰るように楽しいしコラボを経験することで身に付くものがあったというようなことが書いてありましたのでこれからもFaoiに出てくれるなら私も頑張っていきます。

    • Jun より:

      senninさま

      やっぱり、若くして震災を経験して、スケートを続けるべきかどうか悩んだ時期もありましたからね。あの経験は本当に大きいと思います。

      あとは、日本のスケート業界の主流派は「敵」ですから、「上」を見てスケートをしてるんじゃない。自分のそばにいるすべての身近な存在に対して、純粋な感謝の気持ちが湧き上がってくるんじゃないかと。学びたいものですね。