小塚さん今季総括記事(日刊 3.29)

小塚さん今季総括記事(日刊 3.29)

ニッカンのフィギュア担当解説者になっている小塚崇彦さんですが、「4CC後の論説」をご紹介した際に、野球に例えた「謎解説」を皆さまもご記憶だったかと思います。

そして・・・今回のテーマは「料理」です。

◆小塚氏が考えるフィギュアスケートの準備◆

順 料理での例え→スケートでの段階

(1) 買い物をする店選び→コーチに出会う/振付師とコンビを組む

(2) 店での具材集め→新たな技術を習得/未知のジャンルや曲に挑戦

(3) だしを取る→技術の質を高める/音楽表現の深みを追求する

(4) 具材を投入する→技術とプログラムを融合させる

(5) 味の調整をする→試合に向けて調整する

(6) 料理を提供する→試合で演技を披露する

スケートの準備というのは、料理((1)~(6))に例えられると思います。時には進み、時には戻る。各選手の立ち位置、時期に合わせて必要なものがあり、オフも作業は続きます。

一瞬「なんじゃこりゃ?」」と思いましたが、仮説というものは、現実をどれだけ説明できているかでその価値が決まりますから、具体的なケースを見てみました。

◆羽生結弦(2月の4大陸選手権で初優勝。18年平昌五輪金メダル時のプログラムへ2年ぶりに戻した)

言うまでもなく、成熟されています。プログラム変更で一度、(4)の段階へ戻りましたが、すでにおいしい具材と良質なだしを持ち合わせています。右を選ぶか、左を選ぶかは「好みの問題」という次元。そこに向き合い、羽生選手が言う「自分らしく滑りたい」という決断にたどり着いたのでしょう。どう今後につなげていくのかが楽しみです。

最初「右」「左」の意味が分からなかったのですが、「スラッシュ」で区切られた左右という意味だそうです。(3)の「だし」の「左」は「技術の質を高める」で、「右」は「音楽表現の深みを追求する」です。そして、羽生さんがどちらを追求するかは、「好みの問題」とのこと。

まぁ、悪質なsage記事じゃないので、「好きにやってくれ!」という感じなんですけど、小塚さんの思いつきなのか、日刊の担当者の入れ知恵なのかは謎です。

ところで、男子の解説者は、テレビ局によって棲み分けができつつあって、織田君&稔先生がテレ朝、無良君がフジ、町田さんがテレ東、武史さんがNHK&フジという感じでしょうか?Jスポは、岡崎さんや中庭さんが登場しますが、わざわざそのために契約するほどでもないし・・・。人材難というか、フィギュアはそもそも試合が少なくてね。

かつての酷かった頃の日刊を知る者としてはマシはマシなんですけど、硬派でビシっと主張するメディアの登場を待ちたいと思います。カルチュラルブックはなかなかいい線行ってましたが。

では、また明日!

Jun


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コメント

  1. ととちゃん より:

    うーん、先日フィギュペディアで聞いた「音楽とフィギュアスケートはイコールです」という羽生選手の言葉の重さ、潔さと比べると何とも…。彼の場合、技術か表現かの二者択一じゃないし、そもそも料理って「時には戻る」ことがほぼ出来ないし…と、料理に例える理由が全く分からないですね。例えることで、余計に混乱してしまいます。

    junさんの指摘通り、フィギュア界は本当に人材不足だと思います。読んで納得できる文章を書くOBは、佐野さん、織田くん、時々無良くんといったところでしょうか。仰るように最近の日刊が少しましになってきた点だけでも、良しとします。

    • Jun より:

      ととちゃん さま

      正直、内容のクオリティ的にはご紹介するかどうか迷ったんですが、せっかく頑張っているのだから、読んであげましょうよと。

      もはや、sage記事、捏造記事でなければ、くだらなくても例えがアレでも何でもいいですね。我々ファンが正しい眼力を持って評価していけばいいので。