「婦人公論 5/12 2020」

「婦人公論 5/12 2020」

2020年4月28日発売。定価「650円」。

せっかくなので購入しました。全8ページで、9ショット。内訳としては、4CCは、SEIMEIが2枚、バラ1が1枚、ホプレガが1枚。MOIのSEIMEIが1枚。トリノファイナルは、OtonalとOriginが1枚ずつ。札幌N杯の春来いが1枚。スケカナのプレカンが1枚。

写真はすべて田中宣明さん撮影ではあるんですが、全身を捉えたショットが多く、写真のセレクションには田中さんが関わっていないような・・・と勝手に想像しています。雑誌自体は、ananのようなペラっとした薄いもので、立ち読みもできますので、実物を要確認という所です。

ただ、写真よりも、テキストを田中さんご自身が書いているという点が、非常に貴重です。

僕が羽生選手を初めて見たのは、05年の全日本ノービス選手権だ。知り合いのカメラマンから、当時の世界王者エフゲニー・プルシェンコをもじって「ゆづシェンコ」と呼ばれる選手がいると聞き、会場に着いて真っ先に彼の姿を探した。

・・・羽生選手の魅力は、なんといっても感情表現が豊かなところだろう。彼のスケート人生や勝利への強いこだわりからにじみ出る演技中の表情が、不思議と僕の感情と共鳴する。観る者の心をつかんで離さない引力が、そこにあるのだと思う。

一部引用しました。05年の写真なんてウチにあるかな・・・と調べてみたら、WFSから発売された写真集『羽生結弦 魂のプログラム』に、05年全日本ノービスでの「ロシアより愛をこめて」のショットがありますね(118頁)。ただ、この黒白の衣装のデザインは、プルさんというより、すでにジョニーっぽい感じはしますが。

最近、すごく贅沢な悩みではあるんですが、写真もやっぱり「速報性」って大事だよなぁと感じます。試合直後に私たちが真っ先にチェックするのは、スポニチや報知ですよね。もちろん、小海途さんや矢口さんの腕が良いのは言うまでもないんですが、ここ2シーズンぐらいは、この二人の写真に衝撃を受け、その後、通信やマガジンを入手して、そこである程度満足してしまう自分がいます。

田中さんや能登さんの写真を見られるのって、フィギュア雑誌がすぐに出ないこともあって、試合からずいぶん経ってからなんですよね。その分、装丁のしっかりした雑誌に掲載されるわけですけども。カメラマンの皆さんは、同じ瞬間に撮影しているのに、ゆづファンの目に届くまで、けっこうタイムラグがある・・・。田中さんや能登さんは、どう思われているのかな?とふと感じました。

では、また明日!

Jun


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コメント

  1. Yuki より:

    Junさん こんにちは
    昨夜はNHK地上波で羽生さんの「10年の軌跡」続いて「花が咲く」が切れ目なく続いて何度見ても心が浄化されました
    やはり地上波で多くの人に見てもらえるのはいいものですね
    淡々と事実のみを繋げることで自ずと見えてくるものがあります

    写真のことですが、田中さんや能登さんの講演会の中でそれらしきことに触れたことがありました
    やはり新聞社の力は大きいので撮影場所のくじ引きが優先されることや、フリーランスだといろいろな面で不自由だということ、撮影希望者が多いときには会場に入れないフリーカメラマンもいるなど
    また、新聞社が使わない写真を個人のTLにあげることも多くなりましたが(と言ってもやはり羽生さんメインですね)、田中さんや能登さんの場合それは雑誌や本に売ることが収入になるので出来ないというは理解できます
    多くの才能あるカメラマンが羽生さんをいろいろな面で撮ってくれるのでファンとしては嬉しいばかりですが、仕事として見たら気の毒だと思うこともあります
    以前から羽生さんを撮っている2人があえてやらないのは、羽生さんの出入りだそうです(空港に到着したときも含めて)
    2人は羽生さんと個人的に親しいので新聞社関係とは一味違う表情も撮れるというメリットがありますね(FaOIのバックステージとか仙台関係のお仕事とか)
    両名の個人写真集はもちろんですが、ファンのわがままで、小海途さん(もうすぐ出そうですね)、矢口さん高須さんたちの羽生さん写真集もほしいなと思います

    • Jun より:

      Yukiさま

      たしかに、「出入り」の写真は、このお二方に関しては記憶が無いですね。そのような心遣いがあるからこそ、フォトブックを任されているのでしょう。

      おそらく、フィギュアスケート雑誌の数で言えば、スケ連の嫌がらせが始まる平昌五輪前の方が多かったかと思いますが、いまは、「良いもの」しか我々もチェックしなくなりましたし、そんな中、スポーツ新聞という「新興勢力」が出てきて、質の高い写真に囲まれるようになりました。この状況に感謝しなきゃいけないですね。

      おそらく夏にかけて写真集も何冊か来ると思いますが、いつ、どの写真集が登場するのか、本当に楽しみです。