先日、近所の居酒屋で「陸奥八仙(黒ラベル)」という銘柄が気になったというお話をしましたが、実際に入手することができました。
そこら辺の家電量販店やドンキには置いておらず、製造者の「八戸酒造」の「買える店リスト」を参考に、まずは新宿に出ることにしました。他の用事のついでに小田急百貨店に行くも無し。で、伊勢丹地下のオシャレぇな日本酒コーナーには「赤ラベル」ともう一種類しかなく、お目当ての黒ラベルが無い!
じゃあ・・・ということで、京王線で聖蹟桜ヶ丘に向かい、日本酒の聖地とされる「小山商店」を訪れました。先週の土曜日だったので気温は37℃ぐらいだったかと思います。桜ヶ丘から15~20分歩いてヘロヘロで店内に入ると、別世界でしたね。リンクを貼ったnoteの画像の通り、ものすごい数の日本酒が並んでいて、しかも「奥の部屋」がほの暗い照明でまるで博物館のようです。ガンガンに冷房がかかっているのもあって、店内におじさんがめっちゃいました。周りは民家や団地しかない住宅地なんですけど、近所のおじさんたちが涼みに来ていたのかもしれません(笑)。
狙っていた八仙の黒ラベルは四合瓶も一升瓶もあり、八仙だけでも4~5種類置いてあった気がします。しかし、今回は明確な目的があったから良いものの、あらかじめ買う銘柄を決めてから行かないと、何買っていいか分からないでしょうね。お店の近くのバス停から多摩センター行きに乗れるので、帰りは猛暑の中を歩かずに済みました。冬なら多少歩いてもいいけど、夏はバスじゃないとキツいですな。
で、その夜に実際に飲んでみましたが、やはりすごく個性的なお酒です。口に含むと、まず酸味が来ます。で、16度で辛口なので、舌がビリっとくる。「酸味&ビリッ」で微炭酸でも飲んでいるような感覚になるんですが(でも、スパークリングタイプではありません)、その酸味も痺れも、複雑な甘味が加わって包み込むようにまとまってきて、喉を通った後は、嫌な後味にならない。
安いワインなんかで「酸っぱいだけ」というのはありがちで、そのようなワインも数杯飲んでいくうちに「酸っぱさに慣れる」ものなんですが、この黒ラベルの場合、何杯も飲んでいっても酸味のアタックがしっかりある。あまり経験の無い味ですね。似ている銘柄があったら教えてほしいぐらい。
で、翌日も飲んでみたんですが、一晩で味がかなり変わっていました。酸味がほとんど感じられず、マイルドな辛口という印象です。冷蔵庫にしっかり入れていたんですが、酸味が飛んでいると魅力がかなり減ってしまうので、一升瓶で買うのは罠では?という気がしています。
とはいえ、小山商店という魅力的なお店を発見して、なおかつ八仙というステキなお酒にも出会えて、ワインメインから日本酒メインに乗り換えようかな・・・と思うほど。次回は他のラベルをどれか四合瓶で買って帰りたいですが、なんとなく黒の衝撃を超えなそうな予感もします。
そうそう、柔道のカナダ代表の出口クリスタ選手がムキムキの腕で「一升瓶を抱えている写真」を見かけたんですが、これ芋焼酎なんですけど、小山商店のレジ前にありましたね。芋焼酎って、焼鳥・焼きとん・豚の角煮とか、肉料理が無いと飲みにくくて、自宅での普段飲みで使いにくいのでなかなか瓶で買う気にはならないんです。ただ、このお酒はちょっと興味がありますが。
では、また明日!
Jun