麻雀雑談(Mリーグ)

麻雀雑談(Mリーグ)

ここ最近、私のX(Twitter)のRP(リポスト)に麻雀関係のものが増えているのをご存じの方もおられるかもしれません。実はけっこうハマっています。

将棋のプロ棋士で鈴木大介九段という先生がいるんですが、彼は麻雀の腕もプロ級と言われていて、実際、「麻雀最強戦」という、プロ雀士に著名人代表雀士も加わって戦うタイトル戦を2019年に優勝しています。そして、今年5月に鈴木先生が日本プロ麻雀連盟に加入して、「麻雀のプロとしても活動することを表明」しました。プロ棋士とプロ雀士との「二刀流」生活が始まったわけです。

ABEMA麻雀チャンネルには「Mリーグ」という人気コンテンツがありまして、9チーム(各チーム4名)が約7か月かけて戦い、優勝を目指します。このMリーグに鈴木九段が選手として参加することになり、9月18日の今シーズン初回放送から私はほぼ全試合観戦しています。各所属チームの選手には最低年俸400万円が保証され、優勝賞金は5,000万円。将棋界の最高賞金のタイトルが竜王戦の4,400万円ですから、かなりのスケールの大きさです。

で、まず鈴木九段が所属する「BEAST Japanext」に注目していたんですが、他のチームも濃いメンバーが揃っていて面白いんですよね。このMリーグでは、「男女混合チーム」であることがレギュレーションとして決められていて、たしかに番組的にもとても華やかなんですが、別に「客寄せ」的に女性を入れてるんじゃなくて、麻雀界は女性も強いんです!

麻雀というゲームは、まず最初に牌が配られる段階で「運の要素」が働きます。そこから役を作っていってアガることを目指すわけですが、山から配をツモる際も「運の要素」が関係しますし、同卓の対戦相手が待っている配を捨て配から完璧に予想することもできません。どんなに実績のあるベテランの男性雀士も、若い女性雀士に放銃する(振り込む)場面は当たり前のようにありますし、実際女性がトップで半荘を終えることも普通に発生しています。上に画像を貼りましたけど、女性がハンデ無しで男性とガチで戦える舞台なので、そりゃこれだけ大企業がスポンサーに名を連ねるわけです。男女差が歴然として存在する将棋ではこうは行きません。

中でも「この人、強すぎない?」と驚いたのは、現在首位を走る「KONAMI麻雀格闘倶楽部」(通称ファイトクラブ)の伊達朱里紗プロです。前期の2022-23シーズンのMリーグではMVPを獲得。今期もこれまで2戦2勝で好調です。対局の様子を見ていて思ったのは、相手が親の時は安い手を作ってサッと早上がりすることを目指し、自分が親の時は高い手を目指す。とはいえ、アガるまでに時間がかかりそうな時は無理に上がろうとせずに、しっかり降りる。いわゆる「押し引き」が巧みで、ミスが少ない。

この人、恐ろしいな・・・と思ったのは、「記事」にもなっているんですけど、10月3日の対局の南3局。伊達さんは2位という状況で、三萬と六萬の両面待ちで満貫(8,000点)でテンパイで、アガればトップです。で、23,300点で3位の醍醐プロもテンパイだったんですけど、伊達さんの待ち配の六萬をツモって固まってしまいます。醍醐さんもアガれば8,000点でトップなので、結果的にこの六萬を放銃してしまいます。醍醐さんの固まっている様子を見て、「はよ、切れや」と言わんばかりの伊達さんの鋭い眼光は、見ていてホラーでしたね。

「推しチーム」「推し選手」というわけではないですけど、ファイトクラブの伊達選手は面白い存在ですね。夜7時から、月火木金と週4日も放送があるので、将棋の対局が無くてもまたひとつ楽しみが増えました。

では、また明日!

Jun


にほんブログ村

スポンサーリンク
レクタングル(大)
レクタングル(大)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レクタングル(大)