「フィギュアスケート・マガジン 2021-2022 Vol.1」(1)

「フィギュアスケート・マガジン 2021-2022 Vol.1」(1)

2021年12月22日発売。定価「1,390円」。「全日本特集号を制作中」という山口さんのツイが昨年の12月28日でしたから、ボヤボヤしていると、次号が出てしまう!・・・ということで、読み始めました。

まずは、「座談会」から読むのが私のルーティンなんですが、「12月上旬収録」とのことで、羽生さんが全日本に出るかどうか不透明な中での座談会です。当然ロンカプの情報もまったく無い状況。そんな中で、特に目を引いた部分は、48頁の3~4段目のやり取りです。

吉田  私も、羽生選手が「五輪を目指している」とか「金メダルを狙う」という記事は書かないように心がけています。「3連覇がかかる」とか、事実関係だけにとどめることに徹しています。

高木  私もそうですね。

吉田  そこは各社とも工夫していて、羽生選手の思いに反するような記事は書かないですよね。普段、会場で彼と会っている間柄なら、なおさら。ミスリードはよくないことですから。

高木  フィギュアスケート担当として記事を書いている人は、そのあたりはわかっていますよね。彼の意を汲んだ上で記事を書こうとしている。

吉田  それは忖度ではないんですよね。羽生選手が「目指す」と言っていないのに「目指している」とは書けない。もし書いたら、それは記者の傲慢なので。

高木  煽りになってしまいますよね。

このやり取りを読んで感じたのは、大手のフィギュア番のペン記者さんは、配信記事がヤフーニュースに載ると、コメントもおそらくチェックしてるだろうなと。我々ゆづファンには、羽生さんが実際に明言していないことを「さも発言している」とするデタラメな記事はすぐ分かります。それを明確に指摘するコメントを私もよく見かけます。

ここ最近、おそらくフィギュア担当記者のいない東スポさんがその点を正確に踏まえた良質な記事を発信していて、実際私たちからの評価も安定している。例えば、以前もご紹介した11月18日の配信記事。

しかし羽生が目指すのは「北京五輪」ではなく、あくまで「4回転半」だ。そもそも現時点で五輪出場の意向を一度も明言していない。つまり焦って全日本選手権に照準を合わせる必要もなく、万が一、北京五輪に間に合わなくても問題はない。

番記者がいなくても記述が正確なら、「564RT」と「1,650いいね」がつく。大手紙記者も気をつけているんだろうなと想像します。とてもよい傾向だと思います。

ちなみに、全日本については、現地観戦された重鎮3人からしっかりコメントを取っています。素晴らしい!

マガジンのレビューのはずなのに、東スポの宣伝になってしまいましたが、「取材姿勢を共有している」という点では、間違いなく同志ですよね。五輪取材もしっかり頑張ってもらいたいと思っています。

明日はフォトグラファー企画をご紹介する予定です。

では、また明日!

Jun

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コメント

  1. みつばち より:

    こんにちは 更新ありがとうございます。

    東スポなかなか目の付け所がいいですね。
    こちらの重鎮お三方はそれぞれTBSスポーツ局長、ISU名誉委員、現役歯科医でスポーツ歯科の専門医。

    つまり某事務所やス〇連に遠慮しないと干されるような人々とは違う。偏向ジ〇ッジなんてできの悪い後輩みたいなもの。

    東スポと言えば見出しでびっくりさせるこれぞスポーツ新聞という紙面づくりで有名ですが、その分フリーハンドというか某フィギュアス〇ート村に忖度しないその姿勢は評価されるべきですねーー(笑)

    • Jun より:

      みつばちさま

      東スポさん、褒めた途端にしょーもない記事を配信して軽く炎上してますが、「『アジアトゥデー』を紹介しただけ」ということで、イエローカード一枚ということにしてあげましょう。もしかしたら、バンクーバーの頃のフィギュアを知らない記者が担当しているのかも(だからヘンな忖度が無い、とも言えます)。

      https://news.yahoo.co.jp/articles/28cf787723142f06ecdcf15773ecd06550053d95

      実は、大手・東スポも問わず、ネットニュースだけ見ていると、「スポーツ新聞の記事って、芸能人のTwitterか、地上波のワイドショー見て書いてるだけでしょ?」と思いますが、実際にコンビニで新聞を買ってみると、紙面の半分以上が競馬・競輪・競艇などのギャンブル系なんですよね。あれでは売れるはずが無いので、ネットニュースでアクセスを稼いだり、そして羽生さんで稼ぐ。羽生さんがプロに転向した後は大変だと思いますね。

  2. くまきち(元雪女) より:

    こんばんは!

    全日本の緊張からやっと回復してきました(笑)
    今回、重鎮の方やオリンピック関係の方々がいらっしゃっていたので、スケ連やジャッジもあまり酷い採点が出来なかったのかな、なんて疑ってしまいました。それでも4Aは思いきり引いてくれましたけど。誰に対してもこうなら良いんですが、選手によっては、失敗しても、随分と甘い採点するでしょ?と思っちゃうともうダメですね。
    フィギュアスケートマガジン、買ったまま積読状態でした。記者座談会は、この方達だと、安心して読めますね。やっぱり文章で勝負している人はこうあってほしいです。
    今年もよろしくお願いします。(冬に弱くなったので、名前をうちのネコの名前に変えました)

    • Jun より:

      くまきちさま

      こちらこそ、よろしくお願いいたします。

      今回の全日本の採点でも分かったのは、羽生さんに関して、ミスをすればやはりゴッソリ減点するものの、ノーミスの部分にはなかなか手出しできないということなんですよね。

      おそらくスコアの上では、4Aの部分を4Loにしても、ノーミスすれば五輪3連覇できるかもしれません。ただ、それでは平昌後に4年間現役を続けてきた意味がない。羽生さん自身はそんな覚悟で退路を断って臨んでくることでしょう。

      それを、ネイサンその他のメダル候補選手がどう感じるか。「もし4Aを成功されたら、自分がノーミスしても勝てなくなる・・・」と考えた時に、平常心でいられなくなる。五輪という特殊な舞台では、メンタル勝負の部分も大きいような気がします。