無良君インタ(Web Sportiva 10.14)

無良君インタ(Web Sportiva 10.14)

リアフェのお写真は、インタ「前編」から。ゆづファン的には前編を読めば十分で、後編は、無良君がコーチしている佐藤駿君の近況と、男子の有力選手について無良君がコメントする内容になっています。

前編を読んでみて、まず、4Sのエピソードの部分が印象的でした。このインタでは、2015年の国別の練習で羽生さんが無良君に4Sのアドバイスした話が紹介されています。ただ、4Sに関しては、私の知る限りもっと前から二人は意見交換していて、「Cutting Edge 2013」では、「練習中、無良君が4Sのアドバイスを羽生さんにしたら、その場で羽生さんが跳んでしまった」という出来事を羽生さん自身が感謝の気持ちを込めて語っています。それは、2012年ぐらいの話ですから、やはり、3.11以降の二人は色々な形で交流して、ジャンプについて意見を言い合える仲になっていったんだと思います。無良君は謙虚な人柄なので、「ゆづはわしが育てた」みたいなことは言わないわけです(笑)。

もう一つ、SharePracticeを無良君も見ていたという話も興味深かったですね。おそらく、我々素人が見る場合とはまったく別の観点で、バリバリの現役のスケーター、あるいはコーチ・指導者たちにとって、得るものはたくさんあったのではないかと。しかも、編集無しでアーカイブ化されていて、無料で見られますからね。

ところで、最近私はジムの筋トレ用に、日本のトップボディビルダーの「種目解説」動画を見ることがあるんですが、とても参考になります。筋トレ本で図や写真で「この種目はここを気をつけるように」と書かれていることは、著者が「気をつけてほしいと思っているポイント」なんですが、実はそれ以外の部分で上手くいかない所ってあるんですよ。著者にとっては「些細な点」でわざわざ本で指摘するまでもない点が、実は大事だったりします。

それが動画解説だと、お手本の動きを全て見られるので、動画の中で言葉で語られていない部分でも、「ぜんぜん反動で引っ張ってないな!」とか、「背筋は本当に伸ばしたまま、後方に反らさずにやってるんだな!」とか、めちゃくちゃ発見があります。

ちなみに、この「シーテッドロウ」はどこのジムでもまず間違いなく置いてあって、おじちゃん・おばちゃんたちも普通にやってる種目ですが、日本ボディビル選手権9連覇のレジェンド、鈴木雅さんのお手本動画をタダで見られるとは、なんて素晴らしい時代なのでしょう。バーの位置を「手を伸ばしたときギリギリ届かない位置」にしなきゃいけないなんて、知らない人多いと思いますね。

SharePracticeに話を戻すと、まぁ、フィギュア村ではいろんなアレコレがあるので、上の世代の人ほど無反応ですよね。他方で、織田君や無良君は積極的に評価していて、今後彼らが指導者として第一線で活躍するようになった時、選手たちはもちろん、指導現場も大きく変わっていくことを期待しています。

メタルジョギング・チャレンジは102日目。BLACK SABBATHの『Master Of Reality』(1971年7月)です。本作は「21日目」に一度レビューしました。

前回のレビューで「突然、餃子の王将が『餃子とチャーハンしか出しません!』と宣言するような潔さ」と評したんですが、それぐらい方向性がビシっと絞られたスキの無い作品だと思います。「重くて遅くて激しい音楽の元祖」といえるもので、このアルバムが無ければ、90年代以降の「あらゆるうるせー音楽」は生まれなかったはずです。わずか「8曲・34分」というコンパクトな作品にアイデアがギッシリと詰まってます。

どの曲もいいんですが、一番好きなのは2曲目の「After Forever」ですね。本作の中では軽快な方ですが、ギターがグイグイとリードして、そこにドラム&ベースが引っ張られていく。曲自体がハイテンションなので、オジー・オズボーンのもっさり声がむしろ良いアクセントになっている気がします。

もともと「After Forever」を私が最初に聴いたのは、このトリビュートアルバムでのBIOHAZARDによるカバーでした。こちらのカバーはヴォーカルがラップ調なこともあって、ポップでキャッチ―な印象を受けたんですよね。いざオリジナルの方を聴いてみると、オリジナルも曲自体は普通にハードロックしていて、Black Sabbathに対して私が持っていた「ドロドロで暗いだけの音楽」という先入観を払拭してくれた一曲でした。

Black Sabbathで一枚選ぶとしたら、私はこの『Master Of Reality』が一番かなーと思っています。

では、また明日!

Jun


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