ワクチン3回目など

ウチの自治体エリアでファイザーで予約を取ろうとすると4月以降にずれ込みそうなので、3月も特に出歩く予定は無いし、さっさと済ませてしまおうと、東京ドームの大規模接種会場（モデルナ）で予約を入れていました。ちなみに、2回目の接種が昨年の9月19日でした。現在、モデルナは人気が無いようで、予約無しでも接種券を持参すれば打てるようです。

朝から雨の降る寒い日でしたが、この東京ドームの接種環境は最高でした。会場が会場なので、入場前に、警備員による手荷物チェックを受けます。会場内に入ると、ジャイアンツのマスコットキャラの「ジャビット」によるお出迎えがあり、スタッフは全員ジャイアンツのオレンジのシャツを着ています。誘導スタッフだけでなく、医師、看護師、救命士という札を首から下げた人たちも全員です。これは凄い！

ワクチン接種に至る全ての工程が非常にスムーズで、入場後、10分程度で接種まで終わりました。ちなみに、接種後のゴール地点では、チアリーダー「ヴィーナス」のメンバーの方が（マスク着用でしたが）祝福してくれました。こちらも当然ながらマスクでの移動なので、鼻の下を伸ばしただらしない顔を晒さずに済んだのは幸いでしたが（汗）。

接種後、経過観察のためにしばらく座っていなければならないのですが、3塁側内野スタンド席に座っていても良いとのこと。当たり前ですがガラガラです（笑）。帰りにジャイアンツの除菌グッズとドリンクまでもらえましたし、これは間違いなく、ワクチンの接種会場としては、「日本一のVIP環境」ではないかと。

スタンド席に座りながら、「4回目も絶対ここに打ちにくるぞ・・・」なんて思ってしまったり。もし4回目があるとすると、私は9月下旬になりますが、それまでのコロナの完全収束は難しいでしょうから、またお世話になると思います。

予防接種の予約時間は午前10時～10時半の枠だったので、ジョギングは、朝5時頃から行いました。21日目は、Black Sabbathの3rd『Master of Reality』（1971年7月）です。

21日目にして、はやくもBlack Sabbathの作品は3作目。いかにヘヴィメタルにとって重要なバンドか窺い知れるのですが、個人的に彼らの作品の中でこの3rdが「最高傑作」だと思っています。1曲目の「Sweet Leaf」は、まぁ、タイトルそのまんま「マリファナ讃美」の歌詞なんですが、あまりに有名な冒頭のゴホゴホと咳き込むSEから、呪詛的なオジーの声と、ジャリジャリとした質感のトニーのギターの反復運動が続きます。単調なようでいて、一度聴いただけで、「ジャージャッ、ジャジャジャーン」というフレーズが頭にこびりついてしまうというのは、それだけトニーのセンスが卓越している証拠です。

彼らのこれまでの2作は、長尺の実験的な曲もあって、アルバム全体としては散漫な印象もありました。ところが、本作は無駄な要素が全くない。サバスが、「俺たちの得意分野は重さと遅さに拘った曲なんだ！」と自己覚醒したのか、バラード調の小曲を挟みながら、「重くて遅い曲」を飽きずに聞かせてくれます。ラストの8曲目の「Into the Void」なんて超激重な曲ですが、ここに至ると、まったく抵抗なく受け入れられてしまう自分がいます。

なんというか、突然、餃子の王将が「餃子とチャーハンしか出しません！」と宣言するような、潔さを感じさせるようなアルバム。じゃ、しょうがないから餃子とチャーハンでいいかと食べてみたら、「やっぱり美味いじゃないか！」という感動がある。

ハードロック入門なら、「Led Zeppelinの1st」。他方で、ヘヴィメタルの入門なら、Black Sabbathの本作かなぁと、改めて思いますね。

では、また明日！

Jun

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