今回、記事のアップを1時間早めました。ABEMAでの放送は「こちら」で。地上波はフジテレビで放送があります。
ドイツとスペインを破ったので、両国と比べると格という意味では1ランク落ちる「クロアチアは楽勝じゃね?」なんて楽観論もあるようですが、私はむしろドイツ・スペインよりも難しい相手と思っています。
ドイツやスペインは、「ボールを保持して攻める」というサッカーの「形」があって、相手が誰であっても自分たちのスタイルを貫いてくる所がありました。しかも、この両国と当たることは今年の4月に決まっていたので、日本は半年以上かけて研究していたわけです。後半勝負の選手起用もピタリと当たりました。
一方で、クロアチアというチームは、超強豪国ではないので、だからこそいろんな戦い方ができます。守備的にもいけるし(今大会、これまで3試合戦って1失点!)、個人能力をゴリ押しして攻めることもできる。そして、身体も大きい。日本のサッカーファンなら誰もが知っているのは、日本代表の伝統的な弱点は「空中戦」で、ゴール前にクロスをバンバン放り込まれてヘディング勝負になったら、ピンチは何度も訪れることでしょう。日本は、アジアではオーストラリアによくこれをやられています。
もし、クロアチアが「放り込み作戦」に徹してきたら、どうするんだろう・・・。森保監督は有効な対策を考えているんですかね?あと、スペイン代表はミドルシュートの上手い選手がいなかったのも助かりました。しかし、クロアチアの特にモドリッチはミドルをガンガン狙ってくるので、キーパーの権田選手は大変だと思います。
とはいえ、やってみなければ分からないのがサッカーです。どんな強豪国でもチャンスを逃し続けていると、格下相手でも逆転を許してしまうのが今大会の特徴。日本代表の戦いをしっかり見守りたいと思います。
では、また明日!
Jun