パリ五輪反省会(いまさらBMXフリースタイルにハマる!)

パリ五輪反省会(いまさらBMXフリースタイルにハマる!)

某界隈では「オリンピック不良種目三羽烏」と言われていたらしいのが、スケボー、ブレイキン、BMXで、前回の東京五輪から正式種目として採用されたのがスケボーとBMX、今回のパリ五輪で初採用ながら次回ロス五輪では未定なのがブレイキンです。

スケボーは日本の若手選手がメダルを量産していて、特にスケボーの女子ストリートで金メダルを獲った吉沢恋選手はウチのお隣の相模原在住ということにビックリでした。男子ストリートも堀米雄斗選手が連覇して、ストリートは日本が東京・パリと二大会連続で男女金メダル独占ですから、これは凄いことです。それに比べるとパークは海外勢に押され気味ですが、それでも女子は銀メダルを獲ったので立派です。

ブレイキンは女子のAMI選手が金メダル獲得。そのビッグウェーブに乗らないわけにはいかない!と、男子はグループリーグから全試合ライブで視聴しました。たしかに採点基準でわかりにくい部分はあるんですが、そもそも楽曲自体を現場のDJが即興で流してそれにダンスを合わせるわけで、選手の側も予定構成なんて出せないし(そもそも「予定」が無いからこそのブレイクダンスでしょう!)、「フィギュアスケートのように!」と要望するのはナンセンスでしょう。ただ、得意技を集中投下していると評価は低くなり、その採点基準の影響をモロに受けたのがHIRO10選手でした。一方、Shigekix選手は技の引き出しが豊富でメリハリがあって、もっさり感がない。しかもこれでもかと技を詰め込んでくる「超絶技巧ダンサー」なんですが、どの試合も安定して凄いので、逆に「この試合のコレがすごかった!」というインパクト不足な所でメダルを逃したのかな?という気もします。あくまでも素人目線ですが。ちなみに、ファッションは出場全選手の中でShigekix選手がダントツで好みです。自分だったら、スニーカーは白ではなく黒を履きたいですが、ホントかっこいいですよ。

さて、今日語りたいのはBMX(フリースタイル)です。じつはこの種目が自転車の競技であることすら知らなくて、「へぇ、ワルがやるのか?」なんて軽い気持ちでTVerで動画を漁っていたら、これはヤバいです。特に男子フリースタイルに出場していたトップ層の選手は頭のネジが飛んでいるというか、バカなの?この人たち?というぐらい、イカれてます。

こちら」にTVerで公開されている動画が4本あるんですが、まず「厳選トリック集」という2分半の動画からどうぞ。最初に登場するホセ選手(アルゼンチン)が金メダルを獲ったんですが、凄いんだけど序盤に登場したので「スコア大盤振る舞いすぎた?」という感が無きにしもあらず。個人的に一番ヤバいと思ったのが、黄色いタンクトップのマーティン選手(オーストラリア)でこの人は9位だったんですが(東京では金メダル)、空中で自転車から降りていて、手もハンドルから離れていて、完全空中浮遊(空中遊泳?)の状態から自転車をキャッチするという、アホみたいな動きです。もはや自転車競技ですら無いというか、意味がわかりません。最後に登場するジャンジャン選手(フランス)もヤバくて、空中で自転車から降りて自転車自体を3回転させるというアホみたいな動きです。5位に入賞した日本の中村輪夢選手ももちろん凄いんですが、メダリスト級と比べると高さとスピードで見劣りがしますし、「イカレ度」において若干パンチが足りないかなと。

夏冬問わず、体操だったりスノボだったり危険なスポーツはいくらでもあります。でも、スノボはともかくとして、普通の人は体操なんてやらないじゃないですか?ある意味でファンタジーの世界なんですよ。ところが、これまでの人生で自転車に乗ったことの無い人ってまずいないはずで、その経験があるから、このBMXフリースタイルの動きのヤバさが肌感覚で伝わってくるわけです。一般人がちょっとでも真似しようと思ったら骨折&大怪我必至のあの世行きですよ。ぜったいに一般人が路上でやっちゃいけないことを、いくら整備されたコースでヘルメット着用とはいえ嬉々として競い合ってるから、リアリティが無いようであるというか・・・。

こんなにデンジャラスな競技でもロス五輪では「生存」ということで不思議ですが、4年後ぜったいにライブで見たいし、これからもウォッチしていこうと思っています。

では、また明日!

Jun


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