
画像(NHK提供)は「スポーツ報知」さんの記事から。この放送の「配信」は4月14日(月)午後8:55までです。
こちらの放送は50分間の枠なんですが、羽生さんが登場するのは38分辺りまでです。ノッテとゆかりのある楽曲を流したり、終盤の「はじめての狂言 萬斎の世界へようこそ」は萬斎さんのコーナーなので、対談自体は枠内の半分ぐらいの割合でしょうか。
この番組は初めて聴いたんですけど、まず何といっても、萬斎さんのナレーションのテンションの高さにビックリでした。まぁ、能の世界だけでなく、それこそ「ドクターX」とか大河ドラマにもキャスティングされる人ですから、「他の分野」「他の領域」に果敢にチャレンジして、同時にそれをご自身の「本職」にフィードバックされている意味で、萬斎さんはやはり羽生さんの「憧れであり目標でもある大先輩」と言えるのかもしれません。
対談の序盤こそ、視聴者のために「notte stellataというアイスショーの概要と歴史」について羽生さんが説明する内容で、「まぁ、知っていることだけど・・・」と思いつつ、しかし、「MANSAIボレロ」の話題、特に「足拍子の意味」や、「能舞台とアイスリンクとの共通性」など、お二人の考え方・価値観が共鳴する内容になってくると、私レベルの無教養人だと耳で聴いているだけでは理解不能な部分がけっこうありましたね。
この辺りの話だけでも、テキストに残して、注釈をつけて解説してくれる人がいてもいいぐらい格調高く高度な内容だったな・・・と思います。プロのライターさん・記者さん、どなたかやってくれませんか?
今回のショーの「裏話」的な部分で「なるほど!」と感じたのは、「MANSAIボレロ」というプログラムの選定と「リンク中央の舞台」というアイデアも萬斎さんによるものだったそうです。リンク中央の「舞台」ということだと、近年のFaOIで移動式の舞台を使うようになりましたが、舞台の広さがかなり違うとはいえ、もしかしたらあの装置も「研究対象」になっていた可能性もありますね。
本日月曜(4/14)夜8時放送のパート2では、おそらく「SEIMEI」の話になるんだと思います。「あの野村萬斎を走らせた!」という衝撃の瞬間の裏話等々、楽しみですね!
では、また明日!
Jun

コメント
今夜はパート2を聞きましたが、タイミングがいつもずれる私らしく、
まずは1で感じたNotteのお話を。
羽生さんの演技後によく見る姿。
「上を見上げて何かと会話してる」と
いつも思っていました。
もしかしたら、満点の星・あの3.11で神聖に感じた
この世のものとも思えない星の存在。
あれが彼の心の鏡であり、全ての生きる規範のように
なっているのではと思いました。
きっとあの星々に恥じる行いをしない。
存在しているのに、それを無い物として生きない。
自分をごまかさないと決めているのかなと、
ラジオを聴いていて思いました。
厳しい生き方だと思います。
こそあどさま
「パート2」はライブで聴きまして、火曜日は私は休みなので、夜更かししてそのまま勢いで感想も書きました。この後、6時にアップされます。
しかし、羽生さんも「9歳の自分」と闘いつつ、そしていまは「(ファンの)皆さんが理想とする羽生結弦」に近づくように努力している。すごい人ですよね!
今回、憧れの萬斎さんを前にしているからこそ、「こんなにリズムを刻んで音に合わせて滑るスケーターは僕以外にはいない」と語っていた所は、羽生さんの並々ならぬ強い意志というか、ある種「決意表明」にも感じましたね。
とても意義深い放送でしたし、萬斎さんも「また数年後・・・」ともっとやりたそうな雰囲気を出してくださっていて、ファンとしてもとても誇らしく楽しかったです。