ロシアテストスケート(女子Jr. FS)感想(3)

ロシアテストスケート(女子Jr. FS)感想(3)

フィギュアスケート速報さんは「こちら」。FigureSkatingRussia Wikiさんは「こちら」で。

ワリエワ。この子もMuseで、しかもエクソジェネシスなのか・・・という、フィギュアスケートの振付師はもう少し彼らのアルバムをマジメに聞いたら?と呆れるしか無いですが、ブツブツと文句を言いながら見ていると、いきなり4T着氷!やや軸は傾いていますが、高さもあってこれは認定されると思います。

すごい子だということは分かってはいましたが、ジュニアすっ飛ばしていきなりシニアに出てもいいのでは?ってぐらいの、恐るべき技術の高さ。この子の演技を見ながら、「紀平さんは3Aというアドバンテージがあるけど、現状この子ぐらいの確率でクワドは跳べてるの?」と、そんな想像をしてしまいますね。

もし現状のルールのままなら、北京五輪出場のための年齢制限は「2021年6月30日までに満15歳」ということですから、2006年4月26日生まれの彼女はクリアします。彼女がジュニア1年目で無双しまくると、ISUではルール改正をめぐる暗闘が繰り広げられそうです。

シニツィナ。仏教系の音楽を採用していて、SPに続いて、やはり面白い動きが随所にあります。選曲も振り付けも「ガキっぽさ」がまったく無いので、その意味では、彼女もシニアレベルの技術と表現を兼ね備えているなぁと思います。

後半で曲調が変わりますが、セカンドループを決めて、3連コンボも降りて、いやぁ、この子もいいですねぇ。ワリエワみたいな反則級の大技こそ無いですが、彼女も相当な実力者として注目しておいた方がいいと思います。

カニシェワ昨シーズンすでに実力を証明した選手なんですが、このテストスケートでは、所々でジャンプがヨレったりして、コンディション的にはまだまだという感じでしょうか。

でも、やっぱりこういう映画音楽的な選曲なんですね。例えば、ザギちゃんなんかは、ずっとエテリのチームですけど、クラシックやオペラの定番の楽曲を使用していました。今季のプロはまだ見ていないですが、「こういう暗い曲にはならんでしょ?」と想像しています。まぁ、エテリ大将がすべて決めているんでしょうが、何を基準に決めているのか興味があります。

羽生君についての突発的なニュースが無ければ、明日以降も引き続きロシアテストスケートのレビューを予定しています。

では、また明日!

Jun

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