ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」。竜王戦七番勝負のスケジュールは「こちら」で。
第一局（10月7・8日）は広瀬八段の快勝。「藤井竜王、大丈夫？」と心配されていたのですが、その後の2つの重要対局、順位戦（10月12日）の斎藤八段戦、棋王戦（10月17日）の豊島九段戦を見事に連勝しました。しかも、内容的にも「格上」であることを証明するかのような強い勝ち方でしたね。
やっぱり藤井聡太さんという人は、負けるとエンジンがかかるというか、闘志に火がつくというか、そういうメンタルの持ち主ですよ。才能とか努力とか、そういった要素は他の棋士も持ち合わせている能力なので、藤井さんは「将棋で負けることがとにかく嫌い」という点で抜きん出ているのかもしれません。
第二局の対局会場は京都の「仁和寺」です。言わずと知れた世界遺産で、ここ最近は竜王戦が毎年開催されています。上の動画は去年のものなんですけど、いかにも貴重な襖とか、床の間の壁にまで絵が描かれていて、すごい部屋なんですが、見ていて寒そうなんですよね。
2年前に当時の豊島竜王に羽生九段が挑戦した仁和寺での第三局（2020年11月7・8日）の後、羽生さんが高熱を出して、次の第四局が「延期」になりました。当時はすでにコロナ禍でしたから、11月でも開けっ放しで換気をしながら、電気ストーブだけ設置という感じだったはずです。
去年は今年と同様に第二局（2021年10月22・23日）での開催で、豊島さんも藤井さんも特に体調を崩すことも無かったですが、今年もまだそこまで冷え込むことは無いはずなので、藤井さんも広瀬さんも、元気に対局に集中してもらえたらと思います。
仁和寺対局は、将棋めしも全体的に渋いラインナップで、京料理の御膳とか、京ゆばうどんとか、「若い人はちょっと元気出ないのでは？」と心配になりますね。ちなみに、昨年藤井さんがオーダーしてバズった「くま最中」は、今年も再登場するのか？あるいはもっと強力な新スウィーツが準備されているのか？、この辺りも注目です。
では、また明日！
Jun
