重要対局が続きます。ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」で。両者の対戦成績は「10勝10敗2持将棋」のまったくの五分。
豊島九段は、藤井王位へのタイトル挑戦に失敗しましたが、将棋の内容を見れば、特に王位戦七番勝負の決定局となった第五局は「豊島さんだから接戦になった」という好勝負でした。
一方、永瀬さんもこの夏、藤井棋聖への挑戦に失敗したこと自体は同じですけど、その後、他の棋士との将棋も精彩を欠いており、黒星が先行しています。この王座戦の第一局も豊島さんがきっちり勝った将棋だったので、二人のコンディションの差が出ているように感じます。
第二局は豊島さんが先手番なので、豊島さんが戦型を選択して、主導権を握る展開になることが予想されます。豊島さんが連勝するようだと、タイトル奪取が現実味を帯びてきますから、永瀬さんとしては踏ん張りどころですね。
話かわって、藤井竜王のAMDのCMのお話。めちゃくちゃカッコよくて、何回も見ています。まぁ、でもこのCMタイアップは、ある意味「相思相愛」な部分もあって、藤井竜王はPCを自作して、AMDのCPUを入れて、そのPCで日々の研究を行ってきました。そして、何かの取材で「会ってみたい人は?」と聞かれた時に、AMDのリサ・スーCEOの名前を挙げていたんですよね。
リサ・スーさんからのメッセージが「インタビュー動画」の最後で紹介されていますが、完全にアメリカ人の英語だなぁ・・・と思って聞いていると、彼女は台湾生まれですけど、3歳からずっとアメリカなんですね。MIT出身の大秀才です。
ちなみに、私のデスクトップにもAMDのCPUが入っているので、いちおう私もAMDユーザーなんですが、おかげさまで、最新の将棋ソフト(水匠5・やねうら王v7.63)もきっちり動いてくれています。
では、また明日!
Jun