ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」で。両者の対戦成績は、藤井竜王から見て「19勝11敗」です。
藤井聡太、最年少名人への道。いよいよ佳境です。上記のリーグ表の通り、現在1敗は藤井竜王のみのため、残り3戦を全勝すれば名人挑戦が確定します。かりに全勝でなくても可能性はありますが、今期A級に昇級したばかりの藤井竜王はまだ順位が9位のため、例えば、勝ち星で並んだ棋士がいると、下位の棋士は「プレーオフ」のトーナメントでかなり不利になります。3つ勝てば文句なし。最悪でも2勝1敗で乗り切ってもらいたいです。
藤井竜王と豊島九段はこれまで数々の激闘を繰り広げてきましたが、今年7月以降は藤井さんが6連勝中。しかも、「藤井先手」の対豊島戦は11連勝中。そもそも、2022年度の藤井竜王は先手番で20連勝中で、先手番で無双状態と言っていいでしょう。
しかも、本局は持ち時間が6時間と長く、藤井さんは得意としています。よっぽどのことが無い限りは大丈夫だとは思いますが、豊島さんも戦略家なので、藤井さんを大長考させるようなとっておきの研究を準備していれば、勝負は面白くなることでしょう。
ただ、次戦(2月1日)の後手番の永瀬戦の方が「難関」で、しかも、2月になると王将戦と棋王戦というダブルタイトル戦と並行することになり、藤井竜王は凄まじく忙しくなります。この豊島戦はきっちり勝って、2月に向けてコンディションを整えてもらいたいです。
正直、これからの過密日程を想像するだけでも、私は具合が悪くなりそうですが、数々の修羅場を乗り越えてきた彼ならば、やってくれることでしょう。応援しています!
では、また明日!
Jun