ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」。両者の対戦成績は、藤井聡太竜王から見て「5勝3敗」です。
第二局の福井県あわら対局は、挑戦者の佐々木勇気八段の快勝。佐々木八段の「チーズケーキ4個・大福8個・トマトジュース4杯」というおやつ爆食いしか印象に残らないほど、将棋の内容的には、藤井竜王がなすすべなく敗れた一局でした。
第二局は、佐々木八段が「矢倉」という戦型を目指す意表の将棋で、藤井竜王はそれに対応する展開だったんですけど、2日目から藤井竜王が自分から悪くして、見せ場なくやられていましたね。竜王自身が深く精通していない将棋というのもあったのか、逆転を狙って粘っても勝てる成算が無かったということなのでしょう。
この負け方を見ていて思ったのは、今年の王位戦第二局(函館対局)で挑戦者の渡辺明九段が先手番で「相掛かり」を目指した将棋で、あれもあっさり完敗していました。王位戦も竜王戦も七番勝負なんですけど、七番勝負では「3つまで負けていい」ので、あの藤井聡太さんと言えども、相手の研究をモロに食らう後手番では「そこまで粘ってもしょうがないかな?」というある種の割り切りもあるのかもしれません。あくまでも、七番勝負の後手番、しかも王位戦も第一局は藤井さんが先勝していて、第二局を落としても1-1のタイですからね。
第三局は、藤井竜王が先手番ですから、当然ながらドル箱戦法の「角換わり」を目指すことになるでしょう。佐々木八段も角換わりは得意ですが、角換わりを受けるかどうかがまず序盤の見所ですね。
さて、勝負めし・勝負おやつについても。第三局は京都仁和寺で、すでに「おやつ・スイーツ・ドリンクは発表済」です。仁和寺では2019年から6年連続での竜王戦開催で、場所柄いわゆる「精進料理御膳」のようなものを対局者もオーダーしていた記憶があります。しかし、今回は若い二人の対局ということもあり、カツサンド、担々麺、カレー等がラインナップにあり、スイーツも和洋揃っています。今回もスイーツの中にチーズケーキがあるんですが、さすがに勇気さんも今回は行かないでしょう・・・。注目は、京都なので抹茶のスイーツ&ドリンクが豊富ですが、抹茶モンブラン、抹茶ラテはまぁわかるとして、抹茶レモネードってのはちょっと合わないのでは?と。緑茶と酸っぱいものの組み合わせがイメージできないのですが、事前選考をクリアしたのだから新感覚のおいしさかもしれませんね。
まぁ、勇気さんは今回も確実に個性的&大量のオーダーをするはずなので、そこはぜひ注目してください。
では、また明日!
Jun