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居飛車党の佐々木勇気八段のまさかの「振り飛車」採用にビックリでしたね。本局後手番の佐々木八段が、6手目に△9五歩と9筋の位を取れたので振り飛車になったんでしょうけど、もし藤井聡太竜王が5手目に▲9六歩と端の打診に応じれば、6手目は△4四歩と指して、雁木系の相居飛車の将棋にしたんだと思います。
たしかに、9筋の端歩次第で振り飛車でも居飛車でもどちらでも指せるようにするという、後手番の「オールラウンダ―」的な指し方がプチブームになっていることは私も承知してはいるんですけど、アマチュア純粋振り飛車党の私からすると、それ大変だよ・・・と思う訳ですが。さすがトッププロの最前線の技という感じはします。
将棋AIによる評価では、形勢としては互角のようですが、藤井竜王の攻撃態勢が整っていて、2日目はしばらく竜王の攻撃が続くと予想。佐々木八段がこれを凌ぎ切れるかどうかが大事になってくるので、後手がしばらく神経を使う展開になるように思われます。
さすが、若杉カメラマン、素敵なお写真です！
今回、おやつ＆ご飯は、佐々木八段のこれまで2局と比べると、「少なくね？」って感じはするんですが、昼食のカツサンドのセットかと思われた「フルーツ盛り」と「コーンスープ」は、メニュー外の「別オーダー」だったとのこと。
いずれも、カツサンドを提供した「ホテルオークラ京都」さんが対応したようですが、仁和寺の僧侶たちを「やばい！」と慌てさせたそうです（笑）。
将棋のタイトル戦でのこのようなメニュー外のオーダーと言えば、米長邦雄永世棋聖の「カレーを作ってくれないか？」の一言で急遽先代のおかみさんが自分で作ったという「陣屋カレー」があまりに有名ですが、このような「別オーダー」に対して、きっと本局の仁和寺だけでなく、第3局以降の開催地も準備していることでしょう。そんなサプライズも期待したいと思っています。
では、また明日！
Jun
