将棋の街として知られる山形県天童で、毎年このような将棋祭りが行われるのですが、その目玉が「人間将棋」です。
上の画像は昨日のものですが、桜がキレイです。1日目の土曜日は、「竹部さゆり女流四段vs上田初美女流四段」で人間将棋が行われました。マスゲームみたいな感じで、一手指すごとに、鎧兜の方がその手の指し示す場所に移動します。そして、対局者は手を指す前に「小話」をするのが慣例です。
こちらは、過去の関ヶ原開催の東西人間将棋の様子ですが、小話はこんな感じです。
さて、今年は藤井竜王が初登場。実は、今回が藤井竜王を呼べる「最初で最後のチャンス(!?)」と言われていて、なぜかと言うと、いまこの時期に名人戦七番勝負(渡辺明名人vs斎藤慎太郎八段)が行われていて、名人戦に登場している棋士は毎年呼ばないことになっています。
藤井竜王は名人挑戦権をかけて今年6月から「A級順位戦」を戦います。そして、そのまま名人挑戦者になれば、来年の将棋祭りには出られない。もし名人位を奪取すれば(2023年の名人戦に登場すれば、史上最年少名人が懸かります)、再来年の将棋祭りも出られない。再来年の名人戦で名人位を防衛すれば、その翌年の将棋祭りも出られない。また防衛すれば、その次の年の将棋祭りも出られない・・・と、藤井竜王が名人位に君臨しつづける限り、将棋祭り登場は不可能ということになります。
天童市長も、「藤井竜王が華々しくデビューしてから、なんとしても来てほしいと思っていた。ようやく実現する」と、熱い談話を発表しています。
さて、視聴方法ですが、「ニコニコ生放送」と「ABEMA TV」の2つがあります。ニコ生の方は、土曜は無料会員でも問題なく視聴できたんですが、藤井竜王の登場となると、例の「追い出し」が発生することは必至でしょう。
そして、アベマの方は「プレミアム限定」です。ただ、以前もご説明したことがありますが、入会から「13日以内に解約」すれば料金は発生しませんので、ぜひこのチャンスをお見逃しなく!生で観れなくても、アーカイブ化されるので、追っかけ再生・後日視聴も可能です。ちなみに、雨天でも屋内でやるそうですよ!
藤井竜王の対戦相手の佐々木大地六段は若手強豪の実力者で、対藤井戦は「2勝2敗」の五分。まぁ、当然ながらこの人間将棋は公式戦じゃないので、勝ち負けはどちらでもいいんですけど、前述の「小話」の技術についても、大地君は若手屈指の喋り上手。ご当地情報等の「事前勉強量」がいつも素晴らしくて、リポーターでも普通にやっていけるほど。逆に、藤井竜王がどう切り返していくかが見ものでしょう。竜王もこの1~2年で五冠を獲得したので、全国いろんな所で挨拶する機会があり、隙のない喋りをするようになりましたから、二人の「話の勝負」も楽しみです。
メタルジョギング・チャレンジは41日目。Deep Purpleの『Burn』(1974年2月)です。SilverheadとかAlex Harvey Bandとかキワモノが続いていたかと思ったら、昨日のBlack Sabbathに続いて、急にメジャーバンドの連投です。Deep Purpleは、13日目の『In Rock』、23日目の『Machine Head』以来の3作目。ヴォーカルがイアン・ギランから、デイヴィッド・カヴァデールに交代しましたが、とても良い作品です。タイトルトラックで1曲目の「Burn」が有名ですが、他にもカッコいい曲があるんですね。
3曲目の「Lay Down, Stay Down」は、まるでSLASHのアルバムに入っていそうなバリバリのアメリカン・ハードロック調で、とにかくイアン・ペイスのドラムがキモチイイ!曲もいいし、リッチーのギターソロも最高!大好きな曲です。
5曲目の「You Fool No One」は、小気味良いパーカッションをバックに、まるでサンタナのようなラテンロックで、これまためちゃくちゃカッコいい。Deep Purpleってイギリス発のバンドで、それこそ「ヨーロピアンスタイルの哀愁漂うロックの大御所」というイメージがあったんですけど、こういう違ったテイストを採用しても、クオリティの高い曲を書けるってのは、才能とセンスがずば抜けている証拠です。餃子屋(この例えばかりで済みません!)の親父が気まぐれでピザを作ってもめちゃくちゃ美味いというか、まぁ、天才集団の集まりですね。
「Burn」以外にも佳曲が揃っているので、ぜひぜひ聴いてみてください。やっぱりビッグネームだけあって、いま聴いてもレベルの違いを感じます。
では、また明日!
Jun