神田伯山連続物(寛永宮本武蔵伝)など

神田伯山連続物(寛永宮本武蔵伝)など

今年1月に行われた「寛永宮本武蔵伝」(全17話)の福岡公演が動画化されて、いま第三話までアップされています。私の宮本武蔵についての知識は、「佐々木小次郎との巌流島の決闘」と「五輪書」ぐらいなんですが、そんな乏しい予備知識でも最高に面白いです。

第一話の「枕」(本題に入る前の小話)の部分で、伯山さんは、「神田派で語り継がれている寛永宮本武蔵伝は、吉川英治の『宮本武蔵』や、井上雄彦の『バガボンド』みたいに、かっこいい武蔵ではないです」とか、「まったく面白くなかったとしても、4日通って17話最後まで聞けば、きっと何か思う所がある」とか、自虐モード全開なんですが、まったくのウソですね(笑)。続きが気になってしょうがないです。

以前ご紹介した「畔倉重四郎」は、畔倉が超極悪人ということで「人を選ぶ」内容だったので、武蔵の方が安心してオススメできるかなと思います。あと、字幕は必ず「ON」にしましょう。難しい人名や独特の用語は耳だけだと細部まで理解が追いつかないこともあるかと思います。字幕に頼るのは、恥ずかしいことでは全くありません。

動画は週1本ペースでアップされていて、17話まで順調に行けば、7月中旬に完結ということになります。それまでまだしばらくあるし、しょうがないから(井上さんのファンの方、すみません)『バガボンド』を買いそろえるか・・・とアマゾンで検索をかけてみると、なんと電子書籍になっていない!しかも、1冊800円以上する!と、ビックリしました。まぁ、見聞を深める意味でも、揃えていこうと思います。ちなみに、現在37巻まで出ていますが、2015年2月から休載が続いているとか・・・。

じゃあ、その後に吉川栄治のを読めばいいかと検索してみると、全8巻合本完全版「99円」(Kindle版)となっており、うそでしょ?と。まぁ、小説に関しては、老眼が来ている私にとっては電子書籍の方が圧倒的に読みやすいので嬉しい驚きではあるんですが。

メタルジョギング・チャレンジは38日目。Silverheadの『16 and Savaged』(1973年10月)です。いつも、ジョギングの直前にお題のアルバムをライブラリ登録して、未知のバンドについては、なるべく情報を入れないようにしてるんです。

まず作品については、カラっと明るいギターロックで、嚙みつくような歌唱スタイルのヴォーカルが印象に残ります。特に面白かったのは、4曲目の「Bright Light」。なんてことは無いミドルテンポのチューンかと思いきや、3:10過ぎから急にギアが上がって、爆速チューンに変貌します。こういう組み立てって珍しくないんですが、それまでの3曲を聴いてきて、そーいうことをやらなそうなバンドに思えたので、サプライズでしたね。けれども、そこからスピードナンバーを続けるわけではなく、5曲目の「Heavy Hammer」は、粘っこいギターフレーズが耳にこびりつくような、面白い一曲。緩急自在なセンスが光ります。

そして、帰宅して動画を漁ってみると、大いに笑わせてもらいましたよ(笑)。本作のラストを飾る12曲目の「16 and Savaged」は、正直ジョギング中にはコレといった印象が無かったわけですが、この超カメラ目線のMVを見たら、もの凄い名曲(迷曲?)のように思えてくるから不思議です。画質の悪さがちょうどいいですよね。いまの4Kとかの画質でこのアップを見せられたら、夢に出そうですよ(汗)。

ヴォーカルの方は、マイケル・デ・パレスという名前で「英国貴族の末裔」だそうです。ガイドブックの中では、彼についてこう書かれています。

当時、我が国でも熱狂的な女性ファンに黄色い声援とともに迎え入れられたが、それゆえ、どこかアイドル・チックだったり、キワモノだったり、軽めの印象をもたれる不幸なバンドである。

そうなんですか?当時私はまだ生まれてないので分からないですが・・・。

ちなみに、ヴォーカルのマイケルは御年74歳で今もご健在。こちらは2018年の映像ですが、渋くて俳優さんみたいでカッコいい。今でもこんなにカッコイイなら、当時のことを「若気の至り」って言えますわな。

では、また明日!

Jun


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