美術展ナビさんの対談記事は「こちら」で。今回も「展示できなかった写真」から2枚が紹介されていて、いずれも能登さん撮影のもの。
能登「まずは、2012年の『花になれ』の振付中の休んでいるところに寄っていって、カメラを構えて撮らせてもらった1枚です」
――上が開放感ありますけど、どんな狙いでしたか?
能登「何に使うか分からなかったんで、とりあえず空間を空けてみたいな頭だったんじゃないですかね(笑)」
田中「程よく、後ろが抜けてていいですね。リンクの広告とか、汚い壁とかが写りこんでなくて」
能登「この辺、ごちゃごちゃしてたので、それもあって上とか空けたのかもしれません。エッジケース付けてるから、練習終わったところかもしれませんね。終わって着替え向かう前かもしれません」
これは、アイリンですかね?『光―Be the Light―』の2012年の部分と照合していますが、「花になれ」はFaOIでもMOIでもやってるので、ちょっと判別できません・・・。
広告と言えば、これは試合の話になりますが、一時期の試合の時の「〇〇式」の足指の広告でなければ、ぜんぜん良いかなと。あれも、おそらく批判が届いたのか、結局見なくなりましたよね。最近沼にハマった方は、もしかしたらご存じないかもしれませんが。
能登「こちらはソチ五輪前の2014年1月です。練習しているところを撮らせてほしいとお願いして、許可をもらって行きました。一人で黙々と、ジャンプは一切跳ばずに、滑りこむみたいな感じでした。自分で自分を追い込むような感じで、誰も見ていないなかで、よく自分を追い込めるなぁと。撮ってて、ふと一瞬休んでいるような瞬間を、ちょっと遠めから狙いました」
田中「なんか能登さん、ふとした表情好きですよね。こういうの、ちょっと前まで誰も撮ってなかったんですよ。ふだんの練習中とかも、こういう瞬間があっても誰も撮ってなっかたけど、今はみんな撮ってるからね」
前述の1枚目の方は、座っている所を近くに寄って下から狙って行ったようなので、それはまぁ分かるんです。
写真自体からストーリーが伝わってくるのは、2枚目ですよね。もちろん、ご本人の解説によって、「なるほどねぇ・・・」となるわけですが、「初めての五輪直前の孤独な心境」という一瞬が見事に収まっている。
「ジャンプを一切跳ばずに、滑り込んで」いたのは、なぜなんだろう?練習で一通り跳べて、安堵していたから?逆に、上手くいかなくて疲弊していたから?・・・なんとなく、前者のような気もしますが、その時の練習でどうだったか、詳しく明かさない所も能登さんらしいです。
田中「時系列で全部載せちゃう媒体が出てきたから、全部追っちゃう。一言一句漏らさずみたいな。それは能登さんの仕事じゃないよね。今は、意図を感じられない仕事も多いよね」
能登「そうですね」
田中「能登さんの出す写真って、この先の表情に何があるんだろうというのがありますよね。でも、これは使われないんですね(笑)」
能登「そうっすね(笑)」
この件に色々とコメントすると、某媒体さんの批判になっちゃうから、能登さんも語らずという所ですが、意図している所は分かります。でもね、ファンとしては、時系列でギュウ詰めのものでも、あえて読み手に何かを想像させるようなものでも、何でも嬉しいんですよ。
そう考えると、いろんな形の羽生さんにアクセスすることができて、本当に有難いですよね。そして、画像として今回紹介されていない写真、昨年末のMOIでの一枚や、19年さいたまワールドのメダルセレモニーでの一枚が、展示に提供されたとのこと。楽しみにしたいと思っています。
では、また明日!
Jun
コメント
Junさま
昨日はちゃんとチェックせずにすいませんでした
プレミアム高いのは名古屋だけじゃなかったですね…
日帰りで行ける所しか行けないので、名古屋、幕張、静岡この三ヶ所だけですが、羽生さんインの発表の後なので、とても厳しいかもしれません
田中さんの講座久しぶりに行こうと思います
オリンピックの裏話等が聞けたらいいなぁと…
それと羽生結弦展も行きます
でもやっぱり生の羽生さんを見たいですね
今日のTwitterは当選した方が多かった
楽しみですね(*^^*)
おのさま
いえいえ、私もご指摘をいただいたからこそ改めて価格を確認しましたので、有難い情報でした。
能登さんが、「田中さんと一緒に講座ができれば」とおっしゃっていましたが、もし実現したら倍率高そうですね・・・。