ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」。
年始の1月6日にドラフト会議、対局自体の最初の放送日が1月20日でしたから、この地域対抗戦をなんと丸々3ヶ月もやっていたことになります。今年2024年は、日本将棋連盟の設立100周年。それにちなんだ企画の意味もあったので、おそらく1回限りということになるでしょう。
当初の予想通り、優勝候補の2チームが決勝でぶつかることになりました。チーム関東Bは、森内俊之九段、永瀬拓矢九段、増田康宏八段、伊藤匠七段、渡辺明監督。チーム中部は、藤井聡太八冠、豊島将之九段、八代弥七段、服部慎一郎六段、杉本昌隆監督。関東Bは関東のトップ棋士がズラリと揃った陣容で、中部は絶対的エースに実力派が名を連ねたメンバー。チームの総合力という点では、関東Bの方が上なんですが、中部は大黒柱の活躍次第ということになります。
関東Bが勝つには、ズバリ、藤井八冠に永瀬九段をぶつける作戦しかない!と個人的には考えています。永瀬さんは藤井さんの練習パートナーで、八冠の癖を熟知していますし、2月の朝日杯決勝では藤井さんを破って優勝しました。おそらく秘策のストックがあるはずです。
中部のオーダーは藤井八冠を2番手に配置するはずですが、これまでの関東Bの対局では控えに回ることの多かった永瀬さんがスタメン出場して、早めに藤井さんを叩けば関東Bにチャンスが来るかもしれません。
とはいえ、中部の豊島九段はいままさに名人戦を戦っている実力者で、先々週の準決勝では大活躍でした。まぁ、個人的にどうしても中部が優勝してほしい!という強い気持ちは無くて、とにかく一方的な展開にはならず、競った決勝になることを期待しています。
では、また明日!
Jun