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「勝った棋士は負けるまで指し続けなければならない」という今大会のルールにより、例えば藤井八冠の5人抜き、広瀬九段の5人抜き、羽生九段の4人抜き、久保九段の4人抜きといった感じで、「同じ棋士ばかり指している」という場面を、今大会では何度も目撃しました。
その「同じ棋士ばかりで勝つ」という恩恵を受けてきたのが、藤井八冠擁するチーム中部と、羽生監督率いるチーム関東Aでした。藤井さんと羽生さんが直接ぶつかれば、常識的に考えて藤井八冠優勢なんですけど、じゃあ、チーム関東Aとしてはどういうオーダーを組むのかは注目です。
チーム関東Aが羽生さんだけかというとそんなことはなくて、NHK杯の決勝で藤井八冠を破った佐々木勇気八段もいます。勇気さんは「対藤井戦」の秘策を準備しているはずで、勇気さんを藤井八冠にぶつけて、藤井八冠以外の棋士を羽生九段で倒していく、といった作戦が想像できます。
おそらく、藤井八冠はチーム中部の2番手に登場するので、そうなると、関東Aは勇気さんを2番手、羽生監督を3番手に並べれば・・・。もしかすると、番狂わせが起こるかもしれません！
正直、この地域対抗戦では、藤井八冠も羽生九段も対局は散々見てきてお腹いっぱいなので、もうどっちが勝ち上がってもいいかな？というのが正直な所です。とにかく、最終戦の第9局までもつれるような熱戦を期待しています。
では、また明日！
Jun
