今週も王位戦です。第一局の名古屋能楽堂では豊島竜王の圧勝。続く第二局の旭川では藤井王位が終盤で逆転し、1勝1敗のタイに戻りました。第三局の対局会場は兵庫県神戸市(有馬温泉)の「中の坊 瑞宛」です。
七番勝負なので、まだこの第三局で決着するわけじゃないですが、藤井王位としては先手番の利を生かしてぜひとも勝っておきたいですし、豊島竜王も連敗は食い止めたい所。お互いにとって大事な一局です。
両対局者ともに、「居飛車戦法」を指すので、第一局・第二局に続いて、「相居飛車」の戦型で進行すると予想されます。すると、一手先に指せる先手番がある程度リードする展開になるので、藤井王位がどんな作戦を準備しているかが注目です。
実は、過去の王位戦でもこちらの中の坊瑞宛はお馴染みで、昨年も第三局(8月4・5日)の会場でした。当時の木村一基王位に挑戦者の藤井七段が勝利し、三連勝で王位奪取に王手をかけたのでした。
おそらく、関西所属棋士による現地レポートがABEMAのマルチアングルチャンネルで放送されると思います。去年だったと思いますが、有馬温泉名産の「カレーラムネ」を、関西所属で将棋界屈指の巨漢棋士の阪口悟六段が「食レポ」をさせられて、苦悶の表情を浮かべていたのが印象的でした。
阪口さんが生贄になるかどうかは不明ですが、カレーだけでなく「いろんなサイダー」があるようなので、この罰ゲーム的な企画も個人的に気になっています。
では、また明日!
Jun