藤井竜王、本日対局!(A級順位戦)

藤井竜王、本日対局!(A級順位戦)

ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」で。

いよいよ、A級順位戦も最終局となりました。藤井竜王が最年少名人の記録を更新するためには(*現記録は、谷川浩司十七世名人の持つ「21歳2カ月」)、今期が最初にして最後のチャンスです。

現在6勝2敗で広瀬八段と藤井竜王が並んでいます。明日は、A級の全対局が静岡県の「浮月桜」で行われ、もし両者ともに勝てば7勝2敗で並び、後日「広瀬・藤井戦」のプレーオフが行われ、勝った棋士が名人挑戦権を獲得。広瀬八段・藤井竜王のいずれかが勝って、いずれかが負ければ、勝った方が名人挑戦。両者ともに負けると・・・、他に6勝3敗で並ぶ棋士がいれば、パラマス方式のトーナメントが行われます。かつて、6人の棋士が同星で並んだ時は、「このような形」でトーナメントが組まれました。藤井竜王は順位は「9位」と最も下位なので、万が一トーナメントとなれば、いちばん過酷な所から勝ち上がらないといけません。しかも、王将戦と棋王戦も並行しているので、凄まじいスケジュールになることでしょう。

藤井・稲葉戦は、ここ最近は藤井竜王が連勝しており、しかも竜王が先手番ですから、おそらく大丈夫かなと思っています。問題は、広瀬・菅井戦です。4勝4敗のまったくの五分。菅井八段が先手なので、一般論で言うと「先手有利」ではあるんですが、菅井さんが振り飛車党ということもあり、こればかりはどんな戦型になるか見てみないと分からない部分があります。ただ、菅井さんは現在5勝3敗で名人挑戦の可能性が残っていますから、菅井さんにとってもまったくの「消化試合」ではありません。両者、死力を尽くした激闘を繰り広げてくれることでしょう。

ABEMAでは「藤井・稲葉戦」のみの放送なんですが、名人戦の主催紙の朝日新聞のYouTubeチャンネルでは「広瀬・菅井戦」を含めた、A級の全対局を生中継します。朝日の方では、聞き手・解説が常時つくわけではないですが、AIによる評価値は表示されますので、ぜひチェックしてみてください。

メタルジョギング・チャレンジは143日目。NAPALM DEATHの『Scum』(1987年7月)です。イギリス発の「グラインドコアの帝王」が、このNapalm Deathです。グラインドコアというのは、ハードコアパンクをさらに速く激しくした音楽で、先日ご紹介した「S.O.D.」に通じる極端な音世界と言っていいかもしれません。

33分・28曲。しかも、12曲目の「You Suffer」は「1秒」しかありません。かつて「トリビアの泉」の中で取り上げられたこともある、この界隈では誰もが知っている名曲ですね。

彼らの素晴らしい所は、東日本震災の翌年に来日して、宮古・大船渡・石巻でライブをしていることなんですね。ただ歌詞で政治批判をしているだけでなく、行動するバンドです。その後、日本を何度も訪れてくれているのは、リーダーでベースのシェーン・エンバリーの嫁さんが日本人というのも大きいかもしれません。

個人的に思い入れがある作品は、2000年に発表された『Enemy Of The Music Business』ですね。歌詞も痛烈だけど、それ以前に演奏・楽曲がキレキレで、当時20代の若造だった私も「親父パワーすげえや!」と頭をガツンと殴られるような衝撃を受けました。彼らの音楽をそこまで詳しくはないですが、心からリスペクトできる人たちです。

では、また明日!

Jun


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