終局後の記念写真は神話の国・島根にちなんで須佐之男命(すさのおのみこと)に扮した。
≪須佐之男命6テイク撮影にも笑顔≫須佐之男命は日本神話に登場し、暴風と厄払いの神として信仰されている。数々の乱行で天上界を追放され、出雲の国に降り立った。「八俣大蛇(やまたのおろち)」に食べられそうな姫を助けるためにこの怪物を退治したとされる。藤井が着用した衣装と八俣大蛇は、地元の神楽団「大屋神楽社中」が演目の際に実際に使うもの。りりしさを追求するため、藤井は体勢や刀の軌跡を試行錯誤。6テイクにも上る撮影となったが、指示に対しては「あ、はい」と笑顔を向け、快く撮影に応じていた。
スポニチ(月曜)。すでにスポーツ新聞各紙をチェックされている方はお気づきかと思いますが、GIFTでの羽生さんの写真は、「GIFT Official」からの提供という形になっています。スポニチさんは、1ページを使って「阿修羅ちゃん」のショット。
藤井王将の今回の「勝者の一枚」は素晴らしい出来で、私もスマホの待ち受けにしちゃいました。過去の島根対局でも「おろち&スサノオ」という設定で撮影されたこともあるんですが、かつての「豊島将之八段」(2018年)や「渡辺明王将」(2021年)と比べたら、明らかにスポニチのスタッフさんの気合いの入り方が違います(笑)。
もし羽生九段が勝っていても、同じコスプレをやらせていたんだと思いますが、52歳の羽生さんが肩の関節をここまで深く曲げられるかどうかは不明です。無理させちゃいけませんね。
報知(月曜)。報知さん、素晴らしかったです。「火の鳥」は一面と裏一面をぶち抜き。その裏が「あの夏へ」の見開き2ページになっていて、保管できるわけです。地上波の情報番組の映像では、「火の鳥」と「阿修羅ちゃん」が取り上げられることも多かったので、ショー翌日のショットに「あの夏へ」をセレクトしたのは、さすがのセンスです。
さんべ荘自慢の温泉で、恵比須(えびす)と初共演した。王将戦名物、勝者の記念撮影は、同じ島根県の松江市に総本宮・美保神社がある恵比須の鯛(たい)のかぶりもの。
「昨日、目撃してました。でもまさか自分がかぶるとは思いませんでした」。実は前夜の入浴前、スポニチカメラマンの仕込みに遭遇。鯛のかぶりものを発見していた。加えて第69期第2局、勝利した広瀬章人八段(36)が露天風呂に入った一枚は研究済みだった。以来まだ3期の短さから今回入浴はないはずとの対局に通ずる読みを発揮し、不安視はしなかったという。
スポニチ(火曜)。スポニチの火曜日はGIFT関係は無し。一面は大谷選手でした。スポニチさんにはノッテの方で頑張ってくれることを願っています。
藤井王将の方は、対局会場の「さんべ荘」の露店風呂での撮影。藤井さんに入浴写真を「強制」したら、ネットで炎上するのは間違いないですから、実現は無いでしょうね。
報知(火曜)。火曜はさすがに両面ポスターとはならず、しかも「阿修羅ちゃん」は上記の通り、スポニチさんの月曜の写真と同じ。当然それを分かった上で、逆にこっちが「2日目」で良かったのかもしれません。
ちなみに、「阿修羅ちゃん」。これ、ドクターXの「5」の主題歌だったんですね。私は5は見ていないんですが、そういうのを抜きにして歌詞を読んでみると、羽生さんがこの曲を選んだ意図も想像できるような気がします。
アマチュア時代の羽生さんは、四方八方から常に弾が飛んでくるような「修羅の道」を一人で突き進んでいるような状態でしたよね。でも、彼を正しく評価する「新たな同志たち」とともに創り上げたのがこの「GIFT」でした。それをリアルタイムで体験できて、私は幸せですし、羽生さんの苦労も報われたと言っていいんじゃないでしょうか。
メタルジョギング・チャレンジは142日目。GASTUNKの『Under The Sun』(1987年6月)です。日本のバンドなんですが、バンド名すらまったく聞いたことがなく、こんな機会が無ければ一生出会わなかったかもしれません。ジャンルとしては、ハードロックというよりはヘヴィメタル、そして速さよりも重さに傾倒した曲調です。ただ、1曲目の「Baruth」からして、「重さ」重視からいきなり駆け出していって、一筋縄ではいきません。もうちょっと録音状態が良ければなぁ・・・という点が悔やまれますが、不思議と古臭さは感じません。暗くて、重くて、でもいきなり速くなる。非常に個性的な音楽です。
Gastunkは、88年に一度解散しているのですが、数度の再結成を経て、2021年にアルバムを発表してます。33年ぶりの新作だったとか。その中の一曲がMVになっていますが、いやぁ、今の方がよっぽど若々しいというか、シンプルで分かりやすい音楽になっています。若い頃は、色々と悩んでいたのでしょうか?マニアックさは後退しつつも、とてもエネルギッシュでポップな曲だと思いますね。
では、また明日!
Jun