リザルトは「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。
うたしん。54.92で7位。西山君が転倒したという情報は事前に知っていたんですが、ちょっとした所ですよね。それにしても、名前がコールされてリンクインした場面から、二人の世界観がもう出来あがっていますよ。スケーティングのスピード、エッジの深さ、距離感、シンクロ具合、どんどん良くなってます。日本のアイスダンスを引っ張るのはこのカップルだと思っているので、雑音の無い最高の環境でしっかり技術の向上に励んでいただきたいです。
三宅君。68.08で6位。JGPシリーズは「5シーズン目」と紹介がありました。そんなに出場していたことに驚きです。ジャンプがすべて着氷で乱れながらも、なかなか良いスコアを出してもらったのではないですか?174cmとISUのバイオに記載がありますが、空中で上半身をコントロールするのは大変だろうなと思います。
グメンニク。80.99で2位。彼も、ずいぶん身長が伸びましたよね。去年の8月は164cmで、今年の9月は171cm。この2年間で言えば、16cm伸びているようです。
こちらは去年のファイナルの映像ですが、私の中ではこのイメージだったので、大きくなりましたね。それこそダニエリャンみたいに器用にエレメンツをこなしていました。で、今回の試合に話を戻すと、3Aは高さはあるものの着氷はギリギリという感じだし、これだったら、ファイナルに進出しても日本勢はチャンスあるぞ!なんて感じました。まぁ、フリーを見てからになりますが。それにしても、ボレロかと思っていたら、後半のあまりに唐突なトンデモ編曲はロシアだなぁ・・・としみじみ。
グラッスル。82.77で1位。冒頭から、いかにもリショーさんの作るプロという感じで、坂本さんが同じ振り付けで滑っていても違和感がないですね。教わったことを忠実に実践しようという勤勉さはすごく感じます。ただ、上半身はガチガチなので、もうちょっと何とかならない?という気がします。でも、小柄で器用なスケーターがいまの男子ジュニアでは主流ですから、キャラは立っているかもしれません。せめて、猫背でジャンプを跳ぶ所ぐらいは直してほしいですが。
去年のグメンニクが相手だったら、順位は逆じゃないの?という感じはしますが、ミスを最小限に留めれば、グラッスルは優勝できるかもしれないですね。
もしこのままの順位だと、グラッスル、グメンニクともにファイナル進出で、ダニエリャンが敗退です。日本勢にとっては、その方が台乗りのチャンスがありそうです。
では、また明日!
Jun
コメント
うたしん、爽やかで好感が持てます。何もないところで転んだのは、氷の穴かなにかに躓いたのでしょうか。でも立て直しは早かったですね。全てを経験にして欲しいです。
昨日キャシーのブログを読んだのですが、すみいぶ、まおまこという小さいペアを、長い時間をかけて大事に育てたいという気持ちが書いてありました。本来、そんなに時間が掛かるものなのですね。それを思うと、うたしんは奇跡的な出逢いかも知れません。日本のアイスダンスを牽引していって欲しいですね。その先にすみいぶ達が続くといいなと思います。
グメンニク、大きくなりましたね。急激な身長の伸びにもよく対応していると思います。
ただ、確かに編曲は謎だと思います(笑)。
グラッスルは、地元加点もあるでしょうか。
冒頭からザ・リショーという感じのプロなので、上半身の固さはそういう振り付けなのかと思いました。綺麗なビジュアルなので、このまま伸びれば人気が出そうですね。
ととちゃん さま
グメンニク、伸びましたよ~。テストスケートの映像ではまったく印象に残っていかったんですが、試合の映像だと、その変わり具合にビックリでした。
昨シーズンは、正直女子スケーターが演じそうな「中性的な振り付け」という感じだったんですけど、あれだけ大きくなると、プログラムの雰囲気も変えざるをえないんじゃないかと。
ジャンプの回転の危なさがやや気になりましたが、はたしてあれでクワドを跳べるの?と、フリーのパフォーマンスが気になりますね。
レビューありがとうございます。
グメンニクは背も高くなったし、精悍になりましたね。去年は女子みたいな振りだと思いましたが、その役目は今年はサムソノフに全部持っていかれましたね。ゴゴレフ君ほどは成長の影響は感じませんが、ジャンプの高さはギリギリですし、スピードが落ちるのは気になります。
グラッスルの硬さはモザリョフといい勝負なんですけど、こっちはダサく見えない、いや、むしろオシャレに見えてしまうのは、リショーさんの腕前ですよね。ガチガチを逆手にとって、彼の個性にあったコレオですし、変形スピンといい、イタリアのマニエリスム芸術すら感じます。尖った演技なので、終わった後の笑顔が余計に可愛い・・・。
ホームの氷で滑りやすそうですし、構成でグメに勝るので、博打のような4Lzと4Loで転倒しなければ勝ちますね。ダニエリヤンの演技は好きなんですけど、日本の二人はグメ&グラッスルには勝てると私も思ってます。
Fakefurさま
グラッスルって、男性目線で見ると、正直いうと顔はどーでもよくて、あのガチャガチャ落ち着きのない所作がちょっとなぁ・・・と。
ただ、モザリョフが「イモくさい」感じなのは分かります。そう考えると、ロシア勢はみんな個性がバラバラで、面白いです。
今晩のフリーについては、おっしゃる通り、ジャンプ構成はグラッスルは一か八かでやってくるはずで、グメンニクがそれにどう対応するか。どっちもノーミスは無理だと思うので、消耗戦になると思います。勝負としては面白くなるんじゃないでしょうか。
ははは。スケートブログは女性が書いていることが多いので、やや主観寄りの井戸端会議になりがちなんですが、顔に惑わされない男性目線やファクトに基づいたコメントは貴重ですし、これがこちらのブログにお邪魔する理由でもあります。
ぎこちない動きのグラッスルのSSやTRが7点台で、器用なグメと変わらないのには首を傾げますが、ホームリンクのボーナスにプラスして、ファイナルにイタリアスケーターが出ないと、高いチケットが売れないという、ISUの思惑通りなのかと思います。
垢抜けないモザリョフとガチガチのグラッスル、美しさは感じませんし、好きなスケートでもないのですが、キャラが立ってて、見ているうちにクセになりそうです。でもチャンピオンにはなって欲しくないなぁ。あくまでサブキャラで。
Fakefurさま
いくらガラガラとはいえ、JGPシリーズもヨーロッパでの開催が大半ですから、そりゃ、ヨーロッパ産のスケーターが出てくれないと盛り上がらないですよね。
JGPファイナルは、今年の男子は本当にいいメンツが揃って、しかも完全に横一線の混戦状態。誰が勝ってもおかしくないですから、本当に楽しみです!
シニツィナの振り付け、面白いですね。この時期にこれを自分のものにしている彼女はすごいと思います。ロシアっ娘、全般的に仕上がりが早くないですか?相当練習しているんでしょうね。
羽生選手は、まず 基礎点の段階で遅れを取らないようにした上で、自分が作り上げてきた、ジャンプをプロに溶け込ませるというスタイル自体は貫こうとしていると思います。多少入りと出の工夫の部分で難度を落としたり、軌道を変えたり、といったことはあるかも知れませんが。
結局のところ、高難易度で、高クォリティを目指すことになる訳で、それこそ自分史上最強でなければ到達出来ないでしょう。正直、
身体が心配ですが、きっと彼のことだから科学的なデータに基づいてトレーニングしてますよね。応援するのみです。
ととちゃん さま
エテリのチームだと、選手は優秀でもプログラムがアレなので、シニツィナのパフォーマンスとプログラムの面白さには心を洗われましたね。
そう考えると、今季、シニアで「面白い!」と思える新作を見たかな?・・・と考えると、なんかありましたっけ?
ジュニアで身内びいきになりますが、男子の、鍵山君・駿君・三浦君は、みんな個性的なプロで、佐藤操先生の手腕は素晴らしいと思っています。