すでに最終順位は確定していますが、この日が来るのを待っていましたよ!「フィギュアスケートYouTube動画Blog」さんもご参照ください。埋め込んだ動画が開かない場合は、名前のリンクから飛んでみてください。
「コストルナヤ」。78.15で1位。今回、SPでの3Aは回避。3F-3Tのセカンドトウのステップアウトよりも、個人的にはその後のビールマンスピンの方が気になったかな・・・と。最初の試合ですし、まぁ、こんなもんじゃないでしょうか。
興味深かったのは、キスクラに座ってからの彼女ですね。サンボにいた頃よりも表情が豊かです。まさにビールマンの所の映像を見ながら「ひっでぇぇ・・・」というような苦笑をしていました。スコアが出た時も「マジ?出すぎじゃね?」的に笑っていたので、新しいチームや二人のコーチとの関係がとてもリラックスしているように見えました。
例えば、羽生さんも予想以上のスコアが出た時に「肩をすくめて、控えめにパチパチと拍手すること」がありますが、あの姿がかぶりました。
「トゥルソワ」。77.42で2位。3AはSOですが、いい所まで来てますね。彼女の3Aの良い所は助走が短いところ。回転不足も取られていないので、あとは着氷だけでしょう。一方、その後の3Fは彼女にしては着氷がやや危なかった印象。3Lz-3Tは良かったです。
しかし、3Aを降りたのに、コストルナヤより順位が下というのは気の毒ですね。ただ、彼女には4回転があるので、多少PCSで他の選手より遅れをとっても、3Aが安定すれば、再びトップに奪還できるチャンスは十分にあると思います。
「フロミフ」。76.89で3位。こちらはエテリ組の14歳の選手です。今年の世界ジュニアで、ワリエワ、ウサチョワ、アリサに次いで、4位に入っています(198.24)。
「FigureSkatingRussia Wiki」によれば、2019年8月の時点で身長160cmとありますが、もっと伸びてるのでは?と。コストルナヤとトゥルソワを見た後だと、彼女の方が年上に見えますね。
全体としてはきっちりジャンプを降りて、さすがにスピンも巧い。選曲の影響と手脚の長さから、エテリ組の選手にしては「忙しさ」をあまり感じないスケートに見えます。その長い手脚を若干持て余しているようにも見えますが、これは好みの問題です。
シェルバコワやワリエワと違って、これはウサチョワにも言えますが、チームとして、もしかすると「詰め詰めプロ」スタイルから少しずつ脱却しようとしているのかも・・・。今後、ソツコワやツルスカヤぐらいまで背が伸びてしまうと、苦労が増えるかもしれませんが、頑張ってほしいですね。
では、また明日!
Jun
コメント
試合になるとプルさんも厳しい顔になりますね?プルアカデミーのスタッフはイケメン揃いですねえ。トルソワはどうやら2年前くらいからお父さんがプルさんに声かけてたらしいですよね?これは正解でしたね!トルソワの気持ちの切り替えも違うから順調ですよね?ショート良かったし衣装も私は好きです。ヤットエレガントな雰囲気になりました。
エテリにいる時はなんか着せられてる感じでしたもんねと私は感じてます。
コスちゃんは背中の怪我を負ってるんですよね?エテリ組は皆背中やられますねえ…。
練習不足もあるでしょうが、それでビールマンバランス崩したのかな?と思いました。
プルチームはこの二人にはそれぞれコーチつけて一緒には練習しないように配慮してるらしいので、自分の現役時代も参考にしてやっているのか良いですよね?上手いなあとおもいます。
フロミフは可愛くてスケートも綺麗ですね。エテリの雰囲気ないですよね?あるのはトウをフルブレードでつくところでしょうか?
Senninさま
キスクラでの表情を見ていると、トゥルソワもコストルナヤも、コーチとの関係が良さそうですよね。
すでに実績を上げた二人がエテリのチームで不満だったのは、特別扱いされることなく後輩たちと同列に並べられて競争を強いられたことにあったんだと思います。そして「逆らうなら、あんたらの替えはいくらでもいるぞ」と。
一人のスケーターとしての自主性というか個性というか、まさに「別々の練習」という部分で象徴されるように、プルさんのチームはそれを認めているように見えます。
ある一定期間、スパルタで技術を叩きこまれる時期は必要だと思いますが、そんな教え方しかできないのがエテリ組の限界かもしれません。だから、おそらくザギちゃんのように五輪で金メダルを獲っても同じ扱いで、結局彼女は五輪後スケートを楽しめずに、半分引退みたいな感じになってますよ。