きものベストドレッサー賞の4年連続受賞が決まった藤井聡太王将。この第一局も素敵なお着物です。色数多めでも統一感があるのは、今回も白瀧さんのスタイリングなんでしょうが、さすがプロの仕事という感じです。
振り駒の結果、先手は挑戦者の永瀬拓矢九段に。この二人なので、AI研究で事前に深堀り可能な角換わり腰掛け銀が本命だったんですが、永瀬さんは「相掛かり」を選択。この戦型は「ハメ手」のような進行もあるんですけど、ここまで永瀬さんはじっくり時間を使いながら指していますね。第一局は先手用と後手用の両方の作戦を準備しなきゃいけないので、角換わりの「必殺の研究」は次局以降に投入ということなのかもしれません。
ただ、形勢・持ち時間ともに永瀬さんが有利~優勢という状況で、挑戦者が「勝ちやすい形」になっているのは、アマチュアの私の目からみても感じる所でした。具体的に言うと、安定している「永瀬陣」と比べて、「藤井陣」がバラバラな状態で戦いが始まっていて、藤井さんがこのまま一気に負けになる可能性もあり、永瀬さんを迷わせるような妙手を捻りだす必要があるかもしれません。
さて、ごはん&おやつですが、竜王戦での佐々木勇気八段もやたら飲み食いしてましたけど、永瀬九段の「フレッシュジュース計4杯」というのは、この人ならではという感がします。一方、藤井王将の回鍋肉は「新手」ですね。NHKか何かのニュースで、キャベツが高すぎて「今晩のおかずは回鍋肉ではなく青椒肉絲にします」という奥様のインタビューを取り上げていましたが、この回鍋肉はアクセントとして白ネギが主張しているようです。
「静岡と言えば、海鮮か鰻でしょ?」と思うんですが、こういうものって対局者は前夜祭ですでに食べている可能性があるんですよね。でもやっぱり、お重にギッシリつまった鰻は見てみたいので、永瀬さんお願いしますよ!
では、また明日!
Jun