藤井竜王、本日対局!(竜王戦第一局1日目)

藤井竜王、本日対局!(竜王戦第一局1日目)

ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」。両者の対戦成績は、藤井聡太竜王から見て「4勝2敗」です。第一局は、竜王戦開幕の地として定番の「セルリアンタワー能楽堂」です。

藤井さんのデビュー以来の連勝記録を「29で止めた男」というのが、今回の挑戦者の佐々木勇気八段で、その記録がストップした対局というのは、上記対戦表にもあるように2017年7月2日のことでした。当時は、藤井聡太四段、佐々木勇気五段で、映像もYouTubeにしっかり残っています。

あれから7年が経ち、藤井さんは数々の記録を塗り替え、タイトル八冠全冠制覇も達成。将棋界の第一人者であると同時に、間違いなく歴史上最強の棋士とも言える存在になりました。一方、勇気さんは苦労しました。勇気さんも16歳でプロ入りした天才ですが、今年30歳で迎える竜王戦七番勝負が初のタイトル挑戦です。

彼については、将棋ファンの間でもおそらく見解はほぼ一致していて、「真面目にやってればとっくにタイトル獲ってる!」「勇気は遊びすぎ!」って感じで、天真爛漫で好奇心旺盛で、バスケとかスキーとかゴルフとかスポーツをやるのが大好きな人なので、これはこれで人生だよね・・・と、将棋界をいろんな意味で盛り上げてくれる存在なんですね。でも、今期の勇気さんは勝ちまくっていて、15勝2敗の勝率0.8823で、竜王挑戦もマグレではありません。ようやく本気で将棋に取り組んで、それが結果として表れたということなのでしょう。

第一局は先後が振り駒で決定しますが、どっちが先手でも、戦型は間違いなく「角換わり腰掛け銀」になるでしょう。先日の王座戦の展望でもお話した、「AIを駆使して事前に徹底的に暗記する」「事前研究が外れてからが勝負」というアレです。

ただ、竜王戦は2日制で持ち時間8時間なので、事前研究を外れても湯水のように時間を投資して、その場で対案を捻りだせるような「現場対応」の出来る棋戦ですが、だから藤井さんは2日制が得意と言われています。ちなみに、昨年の竜王戦は、その後藤井八冠の牙城を崩した伊藤匠さん(現叡王)が挑戦したものの「0勝4敗」の完敗でした。

シリーズが盛り上がるかどうかは、勇気さんの頑張り次第。さすがにあの勇気さんと言えども、タイトル挑戦が決まった8月13日以降、夏休みを返上してガリ勉してくれていると思いますので、とっておきの研究で藤井竜王を苦しめてくれることを期待していますよ!

では、また明日!

Jun


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