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藤井聡太竜王の2022年最後の対局がこの大一番です。棋王戦については、藤井竜王が敗者復活トーナメントにまわったことで、変則二番勝負等々いろいろ説明してきましたけど、ここまで来ると話は単純で、この一局を勝った方が棋王挑戦者となります。
11月3日の対局に藤井竜王が負けてから、藤井・佐藤戦は2局行われていて、いずれも藤井竜王が勝利。大事なのは、その2局がそれぞれ先手・後手双方を持って指されている点です。本局は、対局直前に「振り駒」で先後が決まるので、対局当日まで手番が分からず、つまり先手用・後手用の両方の作戦を準備しないといけません。
しかし、12月19日、12月23日と、先手・後手ともにある意味「往復ビンタ」のごとく藤井竜王は佐藤九段を破り、しかも内容的にも圧倒しています。佐藤九段はこの2局を上回る秘策を準備できているのか？と考えると、やや疑問です。
・12/19（月）棋王戦挑決第一局（東京将棋会館）
・12/23（金）A級順位戦（名古屋対局場）
・12/24（土）サントリー杯前夜祭（東京・明治神宮会館）
・12/25（日）サントリー杯（東京・明治神宮会館）
・12/27（月）棋王戦挑決第二局（東京将棋会館）＊本局
普通にやれば藤井竜王の棋王挑戦が見られると思うんですが、心配なのはここ最近の過密スケジュールによって、竜王が体調を崩していないかという一点です。もちろん、発熱等の症状があれば対局延期の措置が取られますが、24日からずっと東京でホテル滞在ですからね。なんとか乗り切ってもらいたいです。
では、また明日！
Jun
