藤井三冠、本日対局!(JT杯準決勝)

藤井三冠、本日対局!(JT杯準決勝)

ABEMA将棋チャンネルの放送は「こちら」から。JT杯は、通常は土曜開催なんですが、この準決勝は祝日に開催されます。放送開始時刻はお昼の15:35からですので、ご注意ください。

藤井三冠は、10月30日(土)・31日(日)の竜王戦第三局(福島県いわき市)を勝利し、おそらく翌日帰宅でしょうから、「中1日」での対局となります。ただ、今回のJT杯の会場は名古屋なので、移動の負担が少ないのは幸いです。

藤井三冠と永瀬王座は、定期的にネット対局(VS:ブイエス)を行っている「研究パートナー」として知られています。藤井三冠も最近は超過密日程なので、さすがにVSは中断しているでしょうが、お互い手の内を知っているだけに、ハイレベルな応酬になることを期待しています。

話を竜王戦第三局に戻しますが、2日目のお昼過ぎまで互角の形勢だったんですけど、豊島竜王に細かいミスが出て、そこを藤井三冠がきっちり咎めて勝利しました。

本局はどう考えても分からないところが多く、その辺りの判断力がまだまだ足りないと思った。少しでも修正して、いい状態で臨みたい。

竜王戦七番勝負も第三局まで進んで、現在藤井三冠の3連勝。次戦第四局(11月12日~13日、山口県宇部市)を藤井三冠が勝つと、4-0のストレートで竜王位奪取、そして、「史上最年少四冠」の誕生となります。しかし、19歳のこの青年は、まったく浮かれることなく、この対局を糧にして次戦に臨みます。

誰よりも才能のある彼が、どんなに勝ちまくってもつねに謙虚で、しかも、PCを自分で組んで、最新AIの指す将棋を貪欲に吸収している。そりゃ、並の棋士じゃ(と言っても、プロ棋士の大半は、小学生の頃から全国各地で神童と呼ばれてきた天才ばかりですが)、太刀打ちできないですよ。

ところで、フィギュアスケートの「NHK杯」が、まさにこの竜王戦第四局とかぶります。男子シングルの競技時間は、SPは「12日(金)19:04~20:32」で、フリーは「13日(土)19:35~21:17」なので、幸いにも、対局時間とはかぶりません。

もし、我々の望むような結果になると、日曜日のスポーツ紙の紙面はどうなる?と、はやくも妄想が止まりません!偉業という意味では当然「最年少四冠」ですが、将棋ファンが各紙買い集めるということはあまり無いので、羽生さんかな・・・と思ったりしています。もう、たったの10日先の話なんで、あっという間に来ますよ!

読売新聞の若杉和希カメラマンは、いまや将棋ファンから「わか様」と愛される存在です。事実上の竜王戦オフィシャルカメラマンとして働いているので、さすがにN杯の取材は厳しいでしょう。まぁ、そこは、他社さんの神カメラマンたちの頑張りに期待しましょう!

では、また明日!

Jun


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