リザルトは「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。
「ネイサン」。フリーは「200.46」で1位。合計「307.18」で優勝。「4S 3Lz 4F+3T 3Lo /3A 4T+1Eu+3F 4T+2T」。スケアメの「フリー」は4Sと4Lzがいずれもダブルに抜けていたので、今回はルッツをトリプルに。スケアメでは成功していた4Loもトリプルに構成を落としました(今回、4回転4本、3A1本)。4Sについては、軸が傾いて危なかったですが、その後はコツコツとジャンプを決めていって、しかし、最後の4T+2Tも危なかったですね。次戦のファイナルは勝ちたいでしょうから、スケアメに匹敵する4回転6本、3A1本の構成に戻してくるのでしょう。それまでに間に合うかどうかですね。
「ジェイソン」。フリーは「165.55」で3位。合計「259.55」で2位。「4S<< 3A 3A+2T 3Lo /3F+3T 3Lz+1Eu+2S 3F」。冒頭の4Sは両足着氷のDG、つづく3Aで転倒しましたが、その後は持ち直して滑り切りました。さすがの彼でも最後はちょっと疲れている感じで、ベテランに差し掛かっていますし、満身創痍ですよね。しかし、彼ほど才能溢れるスケーターでも、ジャンプに関してはクリケットに来ても難度は上げられない。それが一つの個性とも言えるんですが、不思議に思いますね。
「セメネンコ」。フリーは「168.30」で2位。合計「256.01」で3位。「4T+2T 4S 4T 3Lo /3A+1Eu+3S 3A 3F+3T」。ジャンプを降りた時の姿勢がことごとくスリッピーな感じで、怪我でもしないか心配になるほどですが、転倒も抜けも無かったので、ジャンプの難度は高いので、良いスコアが出ました。ロシア系の男子選手の多くは、特にシニア転向後は長い手脚を持て余してしまって身体をコントロールできないので、ピシっとポーズが決まらない。そう考えると、キレイな姿勢が乱れないコリヤダって稀有なスケーターなんだなと思います。
「山本君」。フリーは「146.96」で8位。合計「225.74」で7位。「2T 4T 3Aq+1Eu+3S 3Aq /3F+3T 3Lo 3Lz+2T」。冒頭は4T予定がダブルにパンク。もう一度4Tにチャレンジしますが、残念ながら転倒。しかし、そこからは見事に立て直して、残りのジャンプは全て成功。頑張りましたね!ステップシークエンスの所で、両腕をダランと下げて肩で風を切るような振付があるんですが(2:55の辺り)、宇野さんのプロにありそうな動きで、そこに樋口コーチの「色」が出ていた印象です。ただ、壮大な曲調に切り替わった後のコレオシークエンスは、山本君のイーグルを堪能できますし、スピンも巧くハマっている。山本君の特長を理解してくれていて、二人の相性はなかなかいいんじゃないの?と思いますね。
刑事君は動画がアップされていません。フリーは「143.37」で12位。合計「222.20」で10位でした。刑事君は、羽生さん&友野君とロステレに出場予定なので、そこでフリーの映像も見られることでしょう。
スコア的にはネイサンの圧勝でしたが、山本君のプロが予想以上にフィットしていて安心しました。山本君はスケカナのみのアサインなので、全日本に向けてさらなるブラッシュアップを期待しています。
では、また明日!
Jun