ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」。両者の対戦成績は、藤井竜王・名人から見て「12勝6敗2千日手」。
第一局は永瀬王座が終盤までミスの無い将棋での圧勝。第二局は互角の形勢が続いていたものの、永瀬王座の終盤の指し手に細かいミスが出て、藤井さんがきっちりをそれを咎めて勝った将棋でした。まぁ、永瀬さんが第一局のようなノーミスの将棋を毎回指していたら、三冠ぐらいは保持しているはずなので、ここまでの1勝1敗というのは順当な結果かもしれません。
両対局者ともに、「ここから三番勝負!」という気持ちで、「あと2つ何が何でも勝つ!」という覚悟で準備していることでしょう。本局は藤井さんの先手番で、「先手藤井」と言えばほぼ必勝・不敗と言われていたものの、それが破られたのが本シリーズの第一局でした。永瀬さんが作戦選択・指し手の精度の両面でノーミスで行ければ、良い勝負になるはずです。
個人的に最も気になっているのが、藤井さんが第一局の負け将棋を「踏まえる」のか「踏まえない」のかという点です。つまり、自分の負けた将棋に誘導して、その改善案を提示するのか?あるいは、まったく違う将棋を目指して、とっておきの秘策をぶつけるのか?序盤がひとつのポイントと思っているので、朝9時台から気になりますねぇ・・・。
本局のABEMAの解説陣も実はすごいメンツで、棋界随一の藤井キラーと言われる深浦康市九段、叡王戦五番勝負で藤井叡王を苦しめた菅井竜也八段、今期王座戦準々決勝で藤井さんを土俵際まで追い込んだ村田顕弘六段と、よくぞ集めたという感じです。ともすると、藤井さんの将棋は難解で、プロでも高段者じゃないと指し手を正確に解説できないこともあるのですが、この御三方なら心配いらないでしょう。見所満載です。ぜひお時間のある時にABEMAをチェックしてみてください!
では、また明日!
Jun