ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」で。
日曜日の棋王戦第三局は、藤井竜王がまさかの「詰み逃し」での敗戦。衝撃的な幕切れだったんですが、ただあの対局自体は渡辺棋王が勝ちの将棋でしたし、棋王戦の五番勝負は、現在藤井さんが2勝1敗でリードしている事実は変わりません。つまり、あれは「負けても良い対局」とも言えるので、あの悔しさを教訓として、この広瀬八段戦では気を引き締めていることでしょう。
本局は、「最年少名人記録達成」という偉業に向けて、最後の難関です。この広瀬戦は必勝を期して挑まないといけません。対戦成績は、藤井竜王から見て「10勝3敗」。本局は振り駒で手番が決まりますが、竜王戦での2敗は、いずれも広瀬さんが先手番でした。とはいえ、先手だろうが、後手だろうが、「勝つための作戦」を両者しっかり準備してくるはず。どちらの研究が上回るか、対局を心して観戦したいと思います。
持ち時間は各6時間(ストップウォッチ方式)。昼食・夕食休憩もあるので、決着はおそらく「てっぺん付近」の長丁場の将棋です。お時間のある時に、アベマの方をチェックしていただければと思います。
メタルジョギング・チャレンジは149日目。SODOMの『Agent Orange』(1989年6月)です。同じくドイツのスラッシュメタルのDestructionも良いバンドですが、Sodomも良いバンドですねぇ。本作は、そこまでテクニックに走るわけでもなく、意図して様々なタイプの曲を揃えるわけでもなく、比較的シンプルでスピーディな楽曲を並べて、アルバムの中にビシっと一本の太い芯が通っている印象です。引き算の美学というか、潔い作風です。「俺たちはこんなこともできるんだぜぇ!」とひけらかすような下心は微塵も無く、得意なことだけをカッコよくやりきっています。不自然な曲が無いので、速くて激しい音楽なのに、聴いていても不思議と疲れません。
そのカッコよさは、1曲目の「Agent Orange」に集約されています。そして、おっ!と意外性のある一曲としては、7曲目の「Ausgebombt」も面白い。スラッシュではなく完全にハードコアパンクなんですけど、違和感なくアルバムに溶け込んでいます。ヴァッケンでのライブ映像を貼りましたが、メンバーの佇まいが全員黒でビシっと揃えて、そこがまたクールじゃないですか。いやぁ、いいバンドを知れてハッピーです。最近の作品もチェックしてみようと思います。
では、また明日!
Jun