ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」。両者の対戦成績は、藤井竜王から見て「9勝2敗」です。
11月7・8日の第4局を完勝し、藤井竜王は竜王位防衛まであと1勝となりました。その後の対局も竜王は好調で、14日のA級順位戦(広瀬八段戦)、20日のJT杯決勝(斎藤慎太郎八段戦)の連勝は内容的にも圧勝で、いよいよエンジンがかかってきた感があります。
羽生善治九段の王将戦挑戦が決まって、聡ちゃんファンの間では「竜王は防衛したも同然」という楽観ムードですけど、本人は気を引き締めて臨むことでしょう。
というのも、すでに11月29日(火)の棋王戦(敗者復活トーナメント)の伊藤匠五段戦が入っており、この後、棋王挑戦まで伊藤戦含めて4勝が必要になるので(伊藤五段戦→羽生九段戦→佐藤天彦九段戦<佐藤戦は2勝必要>)、12月中に棋王戦だけで3局入ります。さらに、A級順位戦の天彦九段との対局も12月に入るはずなので、もしかすると、「12月だけで藤井・天彦戦が3局」行われるかもしれません。
それでいて、年始の王将戦七番勝負は1月8・9日開幕ですから、藤井竜王は年末年始完全返上で、将棋の研究と体調管理に注力されることでしょう。我々ファンも緩んでいるわけにはいきません。
はやくも王将戦恒例の「罰ゲーム」的なものに快く応じてくださった羽生先生。藤井・羽生のタイトル戦が本当に実現することになり、嬉しく思います。
ちなみに、直前にサプライズが起こらない限りは、視聴方法は「囲碁将棋プレミアム」およびスカパーの「囲碁・将棋チャンネル」の独占放送になりますが、将プレのアプリがとにかく不便なんですよね。有料サービスにも関わらず、追っかけ再生不可で、アーカイブ化が1週間後と、いまどきあり得ない仕様です。しかも、サーバー周りが貧弱で、対局開始の1時間前からログインしておかないと対局を視聴できないというトラブルまで発生しました。
ウチは万全を期して、将プレと囲碁将棋チャンネルのダブル契約で臨みます。もう、ABEMAの藤田社長、ワールドカップの後は王将戦も買ってくださいよ!と全将棋ファンが望んでいるんですが、囲碁・将棋チャンネルは王将戦の協賛スポンサーですし、無理だろうな・・・と思っています。
藤井・羽生のタイトル戦はもしかしたら、これが最初で最後になる可能性もあるので、ぜひ興味のある方は、視聴方法をチェックしておいてください。契約自体は1月からで良いと思います。
では、また明日!
Jun