藤井名人、本日対局!(名人戦第三局1日目)

藤井名人、本日対局!(名人戦第三局1日目)

ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」。両者の対戦成績は、藤井聡太名人から見て「24勝11敗」です。

第一局は、豊島将之九段は後手番ながら序盤・中盤を有利に進めて、最終盤に勝ちに近づきながらも痛恨の逆転負け。第二局では、豊島九段の先手番の作戦がやや不発気味ながらも、終盤に藤井名人の指し手にミスが発生して、豊島九段が大優勢に。しかし、豊島九段にもミスが出て藤井名人の勝ち。いずれも、藤井名人がその終盤力で逆転勝ちを収めました。

同時並行で行われている叡王戦では、挑戦者の伊藤匠七段が2勝1敗でリードしている状況ですけど、伊藤七段は終盤も致命的なミスをすることなく勝ち切っているので、豊島さんと伊藤さんでは終盤の精度で差を感じますね。豊島さん34歳。伊藤さんと藤井さんは21歳。加齢による影響は終盤で現れているようです。

本局は藤井名人が先手番ですが、第一局の豊島九段の後手番の作戦はまずまず成功と言える内容でした。そして、いくら藤井名人といえども、秒読みに追われるとミスが発生することは叡王戦でも露になったので、豊島さんがいかに持ち時間の消費を抑えて、2日目の終盤に時間を残すかがポイントになるでしょう。

ところで、最近ボクシングの井上尚弥選手の試合がありましたが、以前は藤井さんの将棋も序盤・中盤あたりで「大優勢」になってそのまま勝ち切ることも多かったんですよ。しかし、ここ最近は、挑戦者の研究も行き届いてきて、ほぼ互角の状態で10R・11Rあたりまでもつれて、最終の12Rで1発で倒れる(倒される)ような展開になっています。

そう考えると、エンタメ的には東京ドームで対局をしたらそれなりにお客さんも盛り上がりそうですが、歓声やどよめきで「評価値の変動」が対局者にも分かってしまうから、現実的には無理でしょうね。

ちなみに、今年の12月8日に甲子園球場で「藤井・羽生戦」という記念対局が行われるんですが、あれは非公式戦のお祭り対局ですし、お客さんはある程度入れるんじゃないかと思います。

では、また明日!

Jun


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