

ABEMAでの放送は「こちら」。両者の対戦成績は、藤井聡太棋王から見て「7勝1敗」です。
第一局は久々の高知対局で、振り駒で先手番となった藤井棋王が勝利。藤井さん得意の「角換わり腰掛け銀」を挑戦者の増田康宏八段は堂々と受けて、中盤まで非常に競った将棋になったのですが、終盤に藤井さんが一気に引き離しての貫禄勝ちでした。やはり、よほどの準備が無いと、「先手藤井の角換わり」をまともに受けて勝つのは至難の業ということですね。
本局は増田八段の先手番で、増田さんがどのような作戦を準備しているかが焦点です。角換わりか?相掛かりか?矢倉か?「日本将棋連盟モバイル」で、2024年度の増田さんの先手番の対局をざっと検索してみると、先手で角換わりは1局のみですか・・・。これは居飛車党の若手トップ棋士としては非常に珍しい。よほど有力な秘策があってそれをあえて「隠して」いると見る向きもありますが、いやぁ・・・でも、棋王戦の挑戦者に決まったのは昨年12月ですし、「角換わり以外の戦型の方が指しやすく、勝てている」と見る方が自然でしょう。
対局会場は、金沢市の北國新聞会館。棋王戦と言えばここで、金沢城の西に位置しています。金沢城公園の「ライブカメラ」を見てみると、雪すごいっすね・・・。まぁ、対局者・関係者一行は前日に現地入りですので、開催自体は問題ないでしょう。
勝負めしは金沢では「松花堂弁当」をオーダーしているイメージなので、そこは本命としつつ、藤井棋王のことなのでスウィーツでは「冒険」してくれることを期待しています。
将棋ファン、特に振り飛車党とって「嬉しいプレゼント」がありました。将棋AI開発の先駆者のたややん氏が無料で導入できる最新振り飛車AI(振電3)を公開してくれました。無料で利用できる将棋AIとしては「最強格」だそうです。動画にしたがって、さっそく私もPCに入れました。すごく簡単ですよ!
で、このAIは先手番では「角交換向かい飛車・阪田流向かい飛車」、後手番では「三間飛車」を採用することが多いそうで、いい機会ですし、私も阪田流向かい飛車で「ぴよちゃん」(Lv25)と指してみましたが、あっさり勝てて、なかなかいい感じです。
皆さまもぜひこの機会に振り飛車を覚えて、「ぴよちゃんと指して、振電3で検討する」という最新振り飛車ライフを楽しんでみませんか?
では、また明日!
Jun
