ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」で。現在七つのタイトルを保持する藤井聡太竜王・名人に残された最後の一つが、この王座戦です。
藤井竜王・名人の前回対局がベトナム・ダナンでの棋聖戦第一局(6月5日)でしたから、丸々2週間空きました。2週間あるといろいろあるもので、私自身はジム活を再開し、「日本統一」にガッツリとハマって、いま第28話まで来ました。
最近の私の頭の中の大半が「日本統一」で占められているのでこの話をしますが、各話が1時間20分前後のボリュームで、最新話は57話。他に外伝等もあります。実は25話超えた辺りで、主人公の氷室蓮司が所属する侠和会は日本極道界の8割近くを手中に収めるに至っています。「キングダム」という漫画が現在68巻まで来ていながら一国も滅亡させていない(六国滅ぼして、秦は天下統一となります)のとは対照的です。でも、「日本統一」を見ていて感じるのは、他の有力極道組織を打倒してその勢力を拡大する中での、「組織の規律を維持することの難しさ」なんですよね。
他の組織を打倒した功労者により大きなポストが与えられると、どんなにその功績がはっきり明確であっても、それを妬む者が必ず出てくる。特に蓮司の場合、先を読む力に優れ、沈着冷静な判断とその行動力によって結果を出し続け、古株をバンバン追い抜いて出世していきます。それを面白く思わない連中が、組織内の不満分子や外部組織と結託して「クーデター」を画策する。「信賞必罰」という言葉がありますが、このドラマを見てると、言葉で言うほど簡単ではまったく無いことを痛感しますね。
将棋の話も少ししますか。藤井・村田戦はこれまで3局。直近の対局も3年前ですからかなり経っていますが、二人の棋力は間違いなく広がっています。普通にやれば藤井竜王・名人が勝つはずなんですが、村田六段は変則的な将棋を準備する作戦家。竜王・名人がそんな未知の将棋に悩みすぎて時間を浪費し、時間に追われてミスを犯して自滅・・・という展開も無くはないので、「時間の使い方」は要注目かなと思っています。
では、また明日!
Jun