藤井竜王、本日対局!(竜王戦第一局1日目)

藤井竜王、本日対局!(竜王戦第一局1日目)

ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」。両者の対戦成績は、藤井竜王から見て「2勝0敗」です。

いよいよ将棋界最高峰のビッグタイトルの七番勝負が始まります。今シリーズの挑戦者は伊藤匠七段。藤井聡太竜王と同学年の2002年10月10日生まれの20歳。藤井竜王は同年7月19日生まれですでに21歳になっていますが、二人合わせて「41歳」というのは、タイトル戦における「史上最年少対決」なんだそうです(これまでは、1990年第57期棋聖戦五番勝負で屋敷伸之棋聖(当時18歳)に森下卓六段(当時24歳)が挑戦した「42歳」が最年少対決でした)。

伊藤匠さんってどういう人かと言うと、低音でボソボソ喋るような、見るからにガリ勉タイプの棋士なんですけど、所々で自虐的な発言を織り交ぜる「ユーモア」もあって、「実は面白い人じゃん!」とついつい発言を傾聴したくなる先生です。お父さんは弁護士で、しっかりとした家庭で育てられたようですね。

いわゆるマスコミ的には、二人が小学生時代の将棋大会で対局して、伊藤さんが勝って「藤井さんが大泣きした」ということがよく取り上げられるんですけど、それこそ当時の藤井少年は誰に負けても人目を憚らず悔しくて泣きまくっていたことで有名ですから、本人もよく覚えていないそうですね。

専門的な話がほとんど無くて、将棋にそれほど詳しくない方でもお二人の人柄がよく分かる映像に仕上がっています。特別協賛の野村證券さんが制作した内容なので、「投資」についての応答を引き出せていたのは興味深かったです。銀行・証券などの金融機関はいくつかののタイトル戦のスポンサーになっていて、七冠を保持している藤井さんの場合、すでに複数の機関に「お任せ」している可能性は高そうです。

白瀧呉服店さんは将棋のプロ棋士たちの御用達で、藤井竜王はもちろん、多くの棋士たちが和服の着付けを習い、購入アドバイス・コーデ・和服の保管までお任せしているはずです。このように実際に店内でレクチャーを受ける映像を見るのは私も初めてなんですが、タイトル戦では和服を着るだけで終わりじゃなくて、対局時から離席する際も含めて、あらゆる所作も習っておかないとサマになりません。ちゃんと将棋盤もおいてあって、さすがという感じです。ただ、第一局は東京対局なので、白瀧さんもセルリアンタワーにしっかり常駐してサポートしてくれるはずです。

将棋については、伊藤七段はAIを駆使した最新流行形のど真ん中を追求する研究スタイルなので、それを藤井竜王にぶつけて、竜王がそれを受けて立つ、という展開になることでしょう。今期藤井さんとタイトル戦を戦った永瀬拓矢王座や、佐々木大地七段が「藤井さんの知らなそうな将棋」を新旧関係なくぶつけるスタイルとは違った戦型になると予想します。

とはいえ、伊藤さんの将棋は、イケイケドンドンで攻めまくるというわけでもなく、形勢が悪いと見るや徹底的に粘り強く守るという特徴もあります。両者の対戦成績は竜王の二連勝ですけど、これは少なすぎてあまり参考にならないでしょう。

読売新聞主催なので、若杉和希さんが「オフィシャルカメラマン」として随行します。竜王戦の特集ページの中で「伊藤七段の着付け特訓」に若杉さんも同行していたようですね。ちなみに・・・RE_PRAYたまアリの11月4・5日に竜王戦はかぶっていないので、アイスショーの取材はできそうですよ!

では、また明日!

Jun


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