ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」で。
当初のスケジュールでは、第四局は佐賀県嬉野市で8月15・16日に開催される予定だったのですが、豊島九段がコロナに感染したことで延期となり、第五局の徳島対局を第四局に繰り上げることとなりました。
豊島さんと言えば、「人と指さないで棋力向上に努める」という新しいタイプの棋士で、対局日以外は自宅でAIを使って将棋の研究をしている生活を送っている人なので、彼のようなストイックな人がコロナに感染したというのは衝撃でしたね。ただ、発熱していたのはほんの数日で、すぐに回復されたとのこと。その一報を聞き、安堵しました。現在スコア的には、藤井王位が2勝1敗でリードしていますが、豊島さんの巻き返しを期待しています。
さて、話は変わって、将棋の「サントリー杯」という棋戦はご存じでしょうか？昨年できたばかりの棋戦で、関東・関西の棋士が柔道の団体戦のように「5対5」に分かれて戦うというシステムです。その5人の一部をファン投票で選ぶというのが斬新で、「1日1回」推し棋士を投票することができます。
今年の私は、西は藤井竜王、東は木村九段と決めていまして、木村さん、私、大好きなんですよ！自ら「将棋の強いおじさん」と自称して、「おじさん」「おじおじ」という愛称で将棋ファンから親しまれています。将棋も強いけど、解説も面白い。そして、弟子も育てていて、高野智史六段というプロ棋士も誕生しました。
ABEMAトーナメントのような早指し棋戦は、若手の棋士が圧倒的に有利なんだけど、おじさん年代で一人奮闘していて、とにかく粘り強くて、熱い。無法地帯と言われるアベマのコメント欄でも、「こんな上司がほしい！」と、愛されています。
そんな木村さんが、実は今回の王位戦徳島対局の立会人なので、ABEMAの中継で登場する機会もあると思います。本当にしゃべりが面白い先生なので、ぜひ注目していただければと思います。
では、また明日！
Jun
