ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」。両者の対戦成績は、藤井王位から見て「8勝4敗」です。
前局(第四局)は挑戦者の佐々木七段の快勝で、まぁ、いくら藤井聡太さんと言えども不出来な日はあるもので、それが先日の対局だったということでしょう。
さて、以下はネットの拾い物ですが、興味深いデータがあります。
藤井の「敗戦の次局」の成績
先手:30勝2敗 勝率 .938
後手:29勝5敗 勝率 .853
通算:59勝7敗 勝率 .894
このように、「藤井は連敗しない」という傾向が、将棋ファンの間では共通認識になっています。ちなみに、これまで藤井さんは3連敗以上をしたことがないので、「2連敗もたったの7回だけ」ということになります。それでいて本局は藤井王位の先手番ですから、佐々木七段がよっぽどの作戦を準備していないと、「先手番の藤井」を打倒するのは難しいかと思います。
対局会場の渭水苑は、王位戦の徳島対局の定番開催地で、藤井王位もこの地では2戦2勝と相性良し。王位4連覇の舞台は整った感じです。
この第五局を迎えるにあたって心配されていたのが、両対局者の体調でした。実は、先日の佐賀対局(15・16日)では1日目の記録係がずっと咳こんでいて、案の定、2日目は急遽日本将棋連盟の職員さんに交代となりました。しかし、秒読みもまったく問題なくこなしていたので、ABEMAのコメント欄は視聴者から労いのコメントで溢れていました。ちなみに、1日目の記録係は検査の結果、陰性。あれから6日経っているので、両者ともにコンディションは問題ないんだと思います。
この対局を藤井さんが勝つと、七冠を保持した状態で、8月31日から「八冠制覇」に向けての王座戦がスタートします。ファン心理としては、王位防衛はここで決めてほしい!という所です。
では、また明日!
Jun