藤井JT杯覇者、本日対局!(2023年度JT杯決勝)

藤井JT杯覇者、本日対局!(2023年度JT杯決勝)

ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」。JT杯公式サイトは「こちら」。両者の対戦成績は、藤井JT杯覇者から見て「6勝0敗」です。放送開始は「16:00」となっていますが、すぐに対局は始まらないのでご注意ください。

10月11日に八冠を達成した後の藤井さんは、JT杯準決勝で難敵の永瀬拓矢九段に快勝し、竜王戦七番勝負でも伊藤匠七段の挑戦を4-0のストレートで退け、非常に充実しています。本人は日頃から「数字(結果)は気にしないようにしている」と語っていますが、やはり心理的なプレッシャーはあったのでしょうか。「いったいいつ誰に負けるのか?」という話になっています。

決勝の相手は糸谷哲郎八段。竜王獲得経験のある関西の強豪で、大阪大学大学院で哲学を学んだ経歴を持つ異色の棋士です。そういう「経歴」だけを見るとガリ勉で気難しそうな感じがしますが、まったくそんなことはなく、語り口はソフトで、自虐ネタを織り交ぜるユーモアもお持ちです。将棋のイベントがあると、率先して会場の椅子並べをしたり、雑用・事務もこなすというエピソードをお持ちで、その辺りは大学生活での経験が生きているのかもしれません。

将棋の棋風は「早見え、早指しの天才肌」で、バンバン指していきます。バシバシと指していく反面、ミスもあるんですが、流行に捕らわれない独自のスタイルを確立していて、「何をやってくるか分からない面白さ」があります。将棋ファンとしては応援したい先生ですよね。

ただ、スコアの面では藤井さんとの相性は悪く、ある意味で「奇襲戦法」的な糸谷八段の作戦に、藤井さんが正確に対応した将棋が多いです。この超早指しのJT杯で、糸谷八段の作戦が炸裂して、藤井さんが悩んでしまうと面白い勝負になるかもしれません。

藤井さんはすでにJT杯は獲っているので、個人的に「何が何でも優勝してほしい!」という強い気持ちは無いのですが、結果はともかく、熱戦・接戦になることを期待しています。

では、また明日!

Jun


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