ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」で。予選Eリーグの星取り表は「こちら」。
棋聖戦では永瀬拓矢王座の挑戦を3勝1敗で退け、王位戦も豊島将之九段を相手に2勝1敗で星一つリード。特に、今月に入ってからの藤井竜王の将棋の精度は、「人間をやめているレベル」で凄まじく、もはやアンチがケチすらつけられない高みにあります。
棋聖戦第一局(6月3日)と王位戦第一局(6月28・29日)と、初戦を連続して落とした時の精彩の無さは、何だったのか。藤井竜王の勝敗というのは、もはや相手がどうというより、本人のコンディション次第と言えるかもしれません。
そして、アベマトーナメント。7月9日に放送された「チーム渡辺」との対戦は、3勝5敗で落としました。そりゃ、絶対的なリーダーの藤井竜王が1勝2敗と負け越しているので、ベテランの森内九段と藤井九段が1つずつ勝っても、チームが勝てるわけがありません。
予選リーグを抜けられるのは2チームで、「チームエントリー」も「チーム渡辺」に3勝5敗で負けているので、この直接対決は、1つでも多く勝ったチームが勝ち抜けです。
藤井竜王が今月のような調子であれば勝ち抜けは問題ないのですが、この対局は「4月収録」と言われているので、正直まったく読めません。しかも、藤井竜王が3連勝しても、森内九段・藤井九段のベテラン二人で2つ勝たないといけません。
聡ちゃんファンとしては、「公式戦さえ勝ってくれればいい」という考えがある一方で、将棋ファンとしては、いくら非公式戦であっても、アベトーで「チーム藤井」が予選落ちだと、やっぱり盛り上がらない。
ちなみにこの予選Eリーグの計3戦は「一日撮り」と言われていて、午前中に「チーム藤井vsチーム渡辺」が行われ、午後に「チーム渡辺vsチームエントリー」、そして夜に「チーム藤井vsチームエントリー」が行われています。若い竜王は心配いりませんが、50代のベテランのお二人が夜の対局でも踏ん張ってくれるかどうか・・・。祈るような気持ちで、勝負の行方を見守りたいと思っています。
こんな楽しい動画もアップされて、予選リーグでこのチームが解散というのは悲しすぎます。頑張ってもらいたいですね。
では、また明日!
Jun