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将棋ファンの間では、先日の「村田戦の衝撃」が収まっていないわけですが、あれだけ「村田システム」に苦戦したのも、おそらく藤井棋聖はこの棋聖戦第二局のために研究のリソースを割いていたからだろうと私は予想しています。
振り駒で先手・後手が決まるベトナムでの第一局とは異なり、第二局以降は事前に手番が決まっているので、両者ともに事前にかなりの準備が可能です。特にこの第二局は佐々木大地七段が先手番で、大地七段と言えば先手番で採用する「相掛かり」という戦型が、棋聖戦・王位戦でのダブル挑戦権獲得の原動力となりました。大地さんのドル箱戦法である「先手相掛かり」を藤井棋聖がどう攻略するかがまず見所です。もし、大地先生の相掛かりが棋聖に通じないようだと、棋聖戦のみならず王位戦も厳しい戦いになるので、なんとしても勝ちたいでしょうね。
さて、本局が開催される「ホテルニューアワジ」は棋聖戦を語る上では外せないお馴染みの対局会場で、特に羽生善治九段が棋聖時代は「きつねうどん」を好んで注文されていました。藤井棋聖はこれまでニューアワジでは2度対局をしていて、まだうどんのオーダーは無し。「王者の歩み」を継承するという意味でも、ぜひきつねうどん行ってほしいなと。
ただ、棋聖戦は持ち時間4時間で、夕食休憩は無し。となると、対局が長引いた場合を想定して昼にある程度ガッツリ行くのは「定跡」ですから、20代の若者にきつねうどんは軽すぎるかもしれません。いずれにせよ、お昼ご飯のオーダーも要注目ですよ!
では、また明日!
Jun
