ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」で。「藤井聡太、最年少名人への道」の2回戦。
1回戦の佐藤康光九段との対局は6月22日に行われ、その一局は、「天空の対局場」と称される「名古屋対局場」のこけら落としでもありました。あれから1ヵ月半ほど空きましたが、今回の2回戦も名古屋対局場で行われます。
対戦相手の菅井竜也八段は現在30歳で、関西所属のトップ棋士の一人。タイトルは「王位」を一期獲得していて、当時の羽生善治王位を4勝1敗で撃破しての王位獲得でした。藤井さんもデビュー直後は、まさに「菅井王位」から連敗を喫して、内容的にも完敗という感じでした。
その後、藤井さんがメキメキと実力をつけて、現在は藤井さんから見て「5勝2敗」という対戦成績となっています。
菅井さんは「振り飛車戦法」の使い手で、プロのトップクラスで活躍する棋士の大半が「居飛車戦法」の使い手であることから、まさに孤軍奮闘されています。私自身、振り飛車しか指さない人間なので、菅井先生を応援したい所ですが、藤井さんは記録もかかっているので、今回は藤井推しで行きたいと思います。
将棋の展開は、ほぼ間違いなく「振り飛車対居飛車」の「対抗形」になると思いますが、藤井さんは「対振り」も強いので、やはり「藤井優位」と予想します。ただ、菅井さんは作戦家なので、この一局のために「秘密の研究手」を準備しているかもしれません。そうなってくると、藤井さんも持ち時間を大量に使って長考せざるを得ないでしょうから、際どい戦いになるはず。楽しみです！
では、また明日！
Jun
