続・第5回アベトー&叡王戦など

続・第5回アベトー&叡王戦など

チーム藤井は、50代のベテラン棋士で固めてきました。森内俊之九段は、羽生善治九段と小学生時代から凌ぎを削ったレジェンド棋士で、名人、竜王をはじめ、数多くのタイトルを獲得。このABEMAトーナメントの早指し戦でも、実際に藤井竜王を破った将棋もあったので、指名はあるかなと思っていました。

ビックリしたのは、藤井猛九段です。四段昇段が決まったばかりの14歳当時(中学2年)の聡太さんと、猛九段との有名な2ショットも貼っておきます。

しかし、どんなに熟練のマニアックな将棋ファンでもこの指名を予想した人は皆無でしょう。猛九段は、「藤井システム」「角交換四間飛車」「藤井矢倉」など、数々の革命的な戦法を開発した序盤の戦略家で、竜王を獲得したこともある大棋士です。私も、猛先生の本でたくさん勉強しました。解説や喋りもめちゃくちゃ面白く、将棋界で間違いなく5本の指に入る人気棋士でもあります。ただ、近年は終盤のミスが多く、早指しは正直キツいのでは?と思っていたので、これには驚きましたね。

でも、聡太竜王は、ファン心理を分かっているというか、「自分と森内先生の二人で白星を稼げば、猛先生が負けまくっても勝ち上れる」と計算しているのかもしれません。

正直、ここ2大会で彼が所属していたチームは強すぎて、「どうせ藤井君のチームが優勝でしょ?」という下馬評通りだったのも事実。でも、今年のチームは、いくら聡太竜王を擁しているとはいえ、さすがに優勝候補の一番手ではないので、「聡太はエンタメを分かってる!」と、あの口の悪いアベマのコメント欄から5ちゃんねるの掲示板まで絶賛の嵐でした。

なんというか、高校野球で言ったら、「毎試合5点以上取られる弱小投手陣ながら、強力打線で最終的には打ち勝つチーム」というような、そんな毎試合ハラハラドキドキな戦いになることを期待しています。

叡王戦の挑戦者は、出口若武五段に決まりました。終盤まで服部四段の方が優勢だったんですが、98手目の△5四桂という必殺の桂打ちで一気に形勢をひっくり返して、そのまま勝ち切りました。1分将棋でミスの許されない局面が続いていたんですが、正確に指し切りました。そしてタイトル挑戦者となったことで、六段に昇段されます。

出口さんと言えば、女流棋士の北村桂香女流初段と昨年の4月30日に入籍されたので、ちょうど1年になるんですね!飛躍の年に出来て、本当に良かったと思います。

藤井聡太叡王との叡王戦五番勝負第一局は、4月28日(木)「神田明神」で行われるようです。

メタルジョギング・チャレンジは30日目。SLADEの『Slayed?』(1972年11月)です。こちらも予備知識なく聴きました。ヴォーカルのやかましいヤスリ声がカラっと明るいハードロック的な曲調を引っ張っています。コンパクトな曲が快調に続いていくと、5曲目にいきなりジャニス・ジョプリンのカバーが!こういう超有名曲のカバーって、めちゃくちゃなアレンジなことが多いんですが、わりと原曲に忠実にやってくれています。人は見かけによりませんね。

例のごとく、帰宅後にライブ映像を見てみると、ヴォーカルの人のシルクハットの反射が気になって、曲が頭に入ってきません(笑)。イギリスのバンドですけど、アメリカンハードロック、例えばエアロスミスだったり、80年代以降のモトリー・クルーのようなLAメタル辺りにも影響を与えている気もします。AC/DCに通じるテイストもあるし、この界隈のバンドが好きな方は十分に楽しめるのではないでしょうか。

では、また明日!

Jun


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