西山女流三冠、棋士編入試験第2局!

西山女流三冠、棋士編入試験第2局!

ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」で。

第1局の高橋佑二郎四段戦は、西山朋佳女流三冠の勝利。私は、前局の「展望」の中で、西山さんの棋風を「超攻撃的な振り飛車党」と評したんですが、この第1局は彼女の「攻守のバランス感覚の素晴らしさ」「しぶとく重厚な受け」という面でビックリさせられましたね。

そりゃ、男性のプロ棋士相手に一方的に攻め勝つなんて無理ですし、「じっくり辛抱する場面ではしぶとく受ける」という形勢判断を体得したからこそ、この編入試験にたどり着いたのだなぁ・・・と、彼女の将棋の懐の深さを感じたのでした。実際、先月放送のあった、NHK杯での藤井聡太七冠戦でも、七冠相手であっても彼女の「序盤戦術の巧みさ」を感じさせられましたし、「悪くなったけど剛腕で逆転する」という将棋ではなくなりつつあり、彼女に対する認識を改めねばと思います。

さて、この第2局の山川泰熙四段戦は非常に大事です。というのも、第3局の上野裕寿四段は若手有望株として各棋戦で勝ちまくっていて、今期の勝率も7割を維持しています。この上野戦は厳しいだろうというのが大方の見方で、さらに言えば、第5局の柵木幹太四段に対して、西山さんは三段リーグ時代は0勝5敗と相性が悪いのです。となると、第2局の山川四段戦と、第4局の宮嶋健太四段戦を取らないとプロ入りは厳しいというわけです。

実は気になるニュースがあって、西山さんのコロナ罹患の一報が先月27日に伝えられていました。その前日(9/26)に発症となると、本局対局日(10/2)は6日目ですが、私自身の経験では平熱に戻っているかどうかは微妙な所・・・とは思います。対局にどう影響するのかは気になる所です。

では、また明日!

Jun


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