将棋雑談(竜王戦スイーツ公募)など

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竜王戦おやつに『富士山』を…藤井竜王『森林限界』発言からイメージ、高校生スイーツ商品化へ」(読売新聞 2022.8.5)

10月28、29日に静岡県富士宮市で行われる将棋の第35期竜王戦(読売新聞社主催)第3局で対局中のおやつにしてもらおうと、市内の高校生でつくる団体「富士宮高校会議所」が富士山をイメージした創作スイーツが商品化される。棋士に渡す「おやつリスト」は投票などで決まる予定。メンバーはリスト入りを果たし、「藤井聡太竜王の目に留まれば」と期待を膨らませている。

SDGs(持続可能な開発目標)に取り組む同会議所は、エコ肥料「マスマス 元肥げんぴ 」を考案し、この肥料で育てた農作物を使って食品を作るなどの活動をしてきた。今回、対局時のおやつを公募すると知り、新スイーツの開発を始めた。

注目したのは、藤井竜王の今年2月のユニークな発言。最年少でタイトル五冠を達成した藤井竜王が、自身の現在地は富士山の何合目かと記者会見で問われ、「森林限界(樹木が密生する上限)の手前」と答えた。その発言から、スイーツのイメージを富士山とし、商品名は新たな盤上での挑戦に期待して「森林限界を越えて」と決めた。スイーツの下層は樹木の緑色、中層は森林限界より上部に広がる岩場の茶色、上層は赤富士風の赤色とした。

こうしたイメージを、1902年創業の老舗和菓子店「華月」(同市朝日町)が透明の容器に入った3層の和菓子に仕上げた。下層は抹茶ようかん、中層は落花生ペースト、上層はイチゴを使用。落花生、イチゴは富士宮産で、マスマス元肥で育てた落花生を使う。

棋士に提供する「おやつリスト」に載せるスイーツは、市内の菓子店を対象に7月に募集。市は2日、「森林限界を越えて」を含む計38件の応募があったと発表した。今後は書類審査、インターネット投票などを経て、和菓子3品、洋菓子4品程度に絞り込む。フルーツなどの定番品を加えてリストを完成させる。藤井竜王と挑戦者は2日間の対局中、最大4回のおやつタイムでリストからスイーツを選ぶという。

そこらへんの情報番組で芸能人がリポートするよりも、はるかに宣伝効果が高いですから、そりゃ、みんな頑張りますよね。しかも、藤井竜王は「将棋めし&スイーツ選び」に関して、開催地に「配慮」したセレクトをしますから、この商品がリストに入ったら、まず間違いなく選んでくれることでしょう。

ただ、将棋の形勢がよほど大差になっていない限り、2日目の午後のおやつはドリンクのみのオーダーになる可能性が高く(*スイーツは対局者の控え室に運ばれるので、将棋盤を離れて自室に戻って食べなきゃいけないが、ドリンクは対局室に運ばれる。2日目午後に、自室に帰って、また戻ってくるだけで5~10分消費するのはなかなか厳しい)、チャンスは3回ですか・・・。まぁ、リストに入れば大丈夫かと思います。

その藤井竜王への挑戦者を決める争いも、山崎隆之八段広瀬章人八段の2人に絞られました。挑戦者決定三番勝負の第1局は本日行われます。

山ちゃんについては「先日」書きましたが、広瀬さんは北海道札幌市出身の35歳。18歳でプロ入り。そのプロ入りと同時に早稲田大学教育学部に入学した秀才です。これまで王位、竜王とタイトルを計2期獲得。タイトル戦登場回数も計7回。順位戦A級在位も9期となり、間違いなくトップ棋士の一人です。にも関わらず、ABEMAの解説にけっこう来てくれる先生で、人柄も温厚で、将棋ファンからの支持も厚いです。

両者の対戦成績は山崎さんから見て「3勝5敗」。ただ、短期決戦ですし、こればかりはやってみないと分からないでしょうね。

三番勝負なので先に2つ勝つと挑戦権獲得となります。「ABEMAでの放送」も決定しました。お二人とも大好きな棋士なので、どちらが挑戦者になっても、竜王戦が楽しみです。

では、また明日!

Jun


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